SOAが廃れたとか、盛んだとか、存在さえしていないとか、ニューメキシコのロズウェルのどこか近くで墜落したとかいう議論はもう十分である。議論の余地のない事実は、多くの組織が少なくともビジネスアプリケーションのオファリングの一部として、サービス指向に向けた作業をおこなっていること、そしてそれ は成長のみするということである。
以上のようにJoe McKendrick氏は語っている(リンク)。
Joe氏にとって、進む道は数年前Bob Violino氏によって書かれた記事に見出すことができる。以下のように主張した。
以前レガシーシステムおよび孤立したデータベースに閉じ込められていたデータの交換方法としてSOAが受け入れられたということは、疑いの余地がない。
その一方で、先週Ted Neward氏は以下のように述べた(リンク)。
新しいテクノロジーを受け入れ「最先端の認識」を実証しようと急ぐあまり、企業(および個人)はモグラ塚から山を作ることがある。それは数年前、XMLリ レーショナルデータベースでの事例であった。それ以前はオブジェクト指向、Java、グラフィカルユーザインターフェイスなど。事実、こうした「受け入れを急ぐ」ことを生じていないテクノロジーの最近のトレンドを命名するのは困難である。急いで受け入れると、無意味の主張、アーキテクチャの奇妙な提案もしくは無知な消費者から金銭を獲得しようという見え透いた厚かましい試みを招く。最近の傾向の1つは、SOAの勢いに乗った動きである。
氏は、われわれが記憶しているかどうか尋ねている。
もともと、SOAに関する熱狂について思い出すのは難しいけれども、サービスで肝心なことは分散システムを疎結合に設計することであり、それゆえ相互運用が容易になる。
しかし、以下のように述べている。
ここのどこにもSOAガバナンス、SOA使用可能性、もしくはSOA名に付属している他のエレメンツへの言及はない。事実、CTOやCEOがIT部門全体を実行するための一般的な戦略として、SOAに関して話しているところまでこぎつけた。
これはJoe氏が考えるSOAを前進させるものとは、明確な対照をなす。
1) SOAが理論から実行へ移行するにつれて、可視性が増加
2) 新たなタイプのジョブ
3) ベストプラクティスおよびコンピテンシーセンターの台頭
4) ガバナンスおよび再使用の増加
5) さらなる測定
Ted氏は、CTOやCIOの役割がSOAを心配することなのはなぜなのかを尋ねることで、自身の論拠を正当化している。以下のように説明する。
非常に多くのCEOやCTOは、バックエンドITシステムがいつでもなんでも話せると仮定している。実際1人のCTOがかつてわたしに面と向かって述べたのは、「それは難しいと言う唯一の理由は、コンサルタントとしてさらに多額の金銭を要求できるから」であった。それを買わないし、それには乗らない。
Ted氏は、以下のように続けている。
あらゆる製品、言語またはリリースにかけられている「サービス指向」ベルやホイッスルから何を作り出そうとしているのか?
氏の見解は、
IT実装には、テクノロジーが単に支援できないところがある。
Eric Roch氏は、問題の1つはROIであることに同意しているようである。
多数の企業が、SOAソフトウェア、インフラに何百万ドルを費やし、そのコストを正当化する考えを持っていない。その点に注目しなければならない。
Ted氏は、以下のように結論付けている。
ストーリーのモラル?オブジェクトは、プログラマが考える方法を構築する便利な方法だと学んだ。それ以外はない。
「4つの教義」(リンク)の別の見方により、サービスがそれ以上でもないことをかなり明確にする。プログラマが考える方法を構築する方法であり「ガバナンス」や「使用可能性」とは何の関係もない。
ここからSOAは、どこへ向かうのか?Web Services、HTTP/APP、SCAまたは分散OSGI間で十分なミドルウェアがあるか?サービス指向におけるリソース指向またはイベント指向の役割は何か?デベロッパにこうしたテクノロジーを解き放させるときか?またはまだコンピテンシーセンターが必要か?ガバナンスなしに、接続システムを構築することができるか?OSGIのおかげでプロジェクトがいかに成功しているかをCEOに急いで説明するべきか?現在のプログラミングおよび統合モデルは、複雑な接続システムを構築するのに十分であるか?相互運用性の問題?コストの問題?自身の意見はどんなものか?
原文はこちらです：http://www.infoq.com/news/2009/03/soa-where-do-we-go