テストの自動化はしばしば、テストのコストの削減、テストカバレッジの拡大およびテスト周期の短縮化を可能にする方法として、とらえられている。実際、成 熟したQAプログラムを構築する際不可欠な過程として多数のソフトウェア団体が、自動化を検討する。しかしながら、手動によるテストを撤廃することはな い。手動によるテストは、ソフトウェアアプリケーションの徹底的なテストには、不可欠である。
自動化のテストには、前もってのコストが高くつき、長期投資としてとらえられるべきである。今後2年から4年後に、報酬が見込まれる。自動化に関連 したさまざまな無形の利益があることを、覚えておく必要がある。しかしながら、計画された自動化にROIを実施することで、投資から得られる実際の収益を 正しく理解する助けになり、また自動化から得られる利益に対して、それらを比較検討することも可能である。
そのために、Aspire SystemsはTest Automation ROI Calculator(リンク)を開発した。それを使用することで、作業とコストの詳細な概算を決定をすることができる。もし、以下の要因に基づいてテストの自動化 へ向けて動くのであれば、テスト自動化計算機は、作業および節約の概算を出す。
製品の詳細
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製品の型
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製品の使用年数
テクノロジー
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プレゼンテーション層
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ミドルウェア
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データベース
QAチームの規模
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手動テストのチームの規模
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自動化チームの規模(もしあれば)
リリースの詳細
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その年に予定されているリリース数
テスト実行パラメータ
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既存のレグレッションテストケース数
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テストされる構成数
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リリースごとに必要とされるレグレッションテスト周期数
コストの詳細
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QAリソースごとの1時間当たりのコスト
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QA環境コスト
テスト自動化ツール
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テスト自動化ツールコスト
テスト自動化パラメータ
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テスト自動化が考慮されるテストケースの割合
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テスト自動化スイートを構築するてめに必要な、基本推定時間
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減少:再使用可能なコンポーネントの使用状況
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増加:自動化フレームワークの設計に要する時間
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増加:バッチスクリプトの作成に要する時間
コストの詳細
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テスト自動化リソースごとの1時間当たりのコスト
自動化は戦略上の決定であり、潜在的なROIを理解することは自動化に対する投資を決定する際、役に立つ。このツールは、自分にとって何が役に立つのかを判断する手助けをするものである。