Microsoftは新バージョンのVelocityをリリースした(リンク)。それは分散インメモリアプリケーションキャッシングプラットフォームである。 Velocity(リンク)の主な目標は、APIの簡易性、分散キャッシュパフォーマンス、拡張可能性および可用性である。近ごろ発表されたVelociy Community Technology Preview 3は、Microsoftから直接利用可能である(リンク)。
Velocity CTP 3には、多数の改善がある。
- キャッシュ通知 通知はキャッシュされたオブジェクトの無効化または、オブジェクトが追加されたり、置換されたり、キャッシュから削除される場合のイベントハンドラの指定に使用することができる。
- パフォーマンスの改善 「スループット、レイテンシーおよびメモリの使用状況が一層最適化され、アプリケーションのパフォーマンスを向上させる」。
- セキュリティ拡張 Velocity Windowsサービスが低特権のNetwork Serviceアカウントで実行する。また、インストールプログラムがアップデートされ、インストールフォルダおよびクラスタ構成の許可を構成するのを支援する。
- 新たなクラスタ管理オプション オプションが追加され、SQL Serverがクラスタ構成情報を格納するために使用される場合、つねにリードホストを必要とする代わりに、SQL Serverがクラスタ管理ロールを実行する。
- インストールプログラムの更新 「配置をスリム化するために、インストールプログラムがキャッシュホストのための自動インストールをサポートしている」。
- ストレージオプションから切り離されたクラスタ構成編集オプション クラスタ設定の保管場所に関わらず、PowerShellベースのキャッシュ管理ツールで、またはクラスタ構成のXML表現を直接編集することで、これらの設定を変更することができる。
- 修正API 「Velocity」APIは変更され、他のMicrosoftの名前空間の命名規則とますます類似している。「Velocity」の名前空間は、 System.Data.CachingからSystem.Data.Cachingに変更された。その上、すべてのクラスおよびデリゲート名が変更され て、接頭DataCacheが組み込まれている。名前変更の他に、多くのオーバーロードも変更されている。CTP3 APIの変更に関する詳細については、Velocity Online Help Section: CTP3 API Changes (Velocity)を参照のこと。
さらに詳しい情報は、MS Velocityチームのリリースノート(リンク)で利用可能である。