.NET RIA Servicesチームが7月のCTPから2010年初期のRTWまでのリリース計画を公開した。これらの日程は確定されたものではなく、ユーザのフィードバックによって変わることもあるだろう。
計画されたマイルストーンに対応する機能セットは次の通りである。
CTP - 2009年7月
これはV1リリースではなくプレビュー版です。Go Live制約はEULAから除外される予定です – まだ利用者自身の責任で使ってください。
今後発生するであろう、互換性を損なう既知の仕様変更についての情報提供。
機能拡張(例えば、カスタムコード追加のためのコード生成フックポイント、ライブラリサポートの充実、シングルトンのためのクエリ、ユーザーモデルのクリーナ、アプリケーションサービス拡張サポートなど)。
通常のバグフィックスやAPIの改善など。
初めてADO.NET Data Servicesとの連携が可能になります(DomainServiceをアプリケーションロジックを書くためのデータサービスに追加し、DataServiceとしてDomainServiceを公開します)。
Beta - 2009年のPDC
追加のコア機能(T.B.D.に上げられていて熟考中のもの – 階層サポートとプレゼンテーションモデル)
Visual Studio 2010、.NET 4上での動作をサポート。
データバインディングのためのドラッグ&ドロップのサポート。
中程度の信頼で動作します。
基本的なプロトコルとしてADO.NET Data Servicesに移動します。
RTW - 2010年初期
ベータ版に磨きをかけます(バグ、パフォーマンス、ストレス、セキュリティ、ローカライゼーション、…)。
若干のデザイン変更、及び調整。
他製品の変更に合わせた対応。
現在の目的は.NET 4.0とVisual Studio 2010上で動くようにすることである。.NET 3.5とVisual Studio 2008がサポートされれば、フィードバックが求められる。
RIA Servicesとは何か?.NET RIA Services
ASP.NETやSilverlightプラットフォームと連携し、伝統的なN層アプリケーションパターンをシンプルにします。RIA Servicesは中間層で動作し、問い合わせや変更、任意の操作のためのデータアクセスを制御する、アプリケーションロジックの記述パターンを提供します。またクライアントのSilverlightコンポーネントと中間層のASP.NETを統合することにより、データ検証、認証、ロールのような一般的なタスクのための徹底したサポートも提供します。
.NET RIA ServicesはN層構造のSilverlightやAJAXアプリケーションの構築を補助する。
我々は伝統的な2層アプリケーションのような簡潔さに近づけることを目指しています。 ここで、RIA ServicesをADO.NET Data ServicesとWCFを熟知したより鋭敏な層として考えるべきです。 データの問い合わせと更新のため、我々はADO.NET Data Servicesを使うでしょう … これは、ドメインロジックへの“Web参照の追加”を行い、ADO.NET Data Servicesが提供する標準のRESTやJSONベースのアクセスが得られることを意味します。 また、我々は最終的に、高度に最適化されたバイナリシリアライズが可能なWCFサービスの能力と柔軟性をフルに利用できるようにする予定です。
また、ASP.NET開発も簡単にする。
RIA Servicesパターンに従うことで、データ検証、承認などのRIA Servicesに組み込まれた機能をうまく利用することで、簡単なASP.NETアプリケーション構築も可能になります。 Marchプレビューでは、非常に簡単にASP.NET Webフォームからドメインロジックへアクセスできる、asp:DomainDataSourceコントロールを提供しています。 ドメインロジックをベースにした標準UIの生成を非常に簡単にする、ASP.NET Dynamic Dataの将来のバージョンは、この上に構築されます。
.NET RIA Servicesは現在プレビューリリースである。