Project Management Institute (PMI)は、Agile2009 conferenceでAgile Community of Practiceを正式に発足させた。このグループのミッションは、「PMIのメンバにAgileのスキルと知識を授けること」である。Mike Griffiths氏は、PMIでAgileに関する分科会を立ち上げたいとAgile 2007で発表して以来、立ち上げの中心的役割を担ってきた。
Agile Community of Practice (CoP)を立ち上げたボランティアのグループは、組織作りにAgileのプラクティスを適用した。2週間の反復で仕事をこなし、プロセスを改善していった。Jesse Fewell氏は、Scrumチームでいうところのプロダクト・オーナーにあたる役割を演じた。Project Shrink Podcastのために録音されたインタビューの中で、Jesse氏は価値を早く提供するために「バックログ」をいかにして優先付けしなおすかという例をあげている。グループの形成に関する管理業務が完了するよりも前にwikiを作成し、そこで誰でもグループとAgileに関する情報を見れるようするといったものだ。
立ち上げは、ThoughtWorks社主催のシカゴ支社でのパーティで祝われた。このイベントは200人以上の人を集め、その中にはMartin Fowler氏、Jim Highsmith氏、Ward Cunningham氏やAlistair Cockburn氏も含まれていた。
立ち上げは、Agile2009 conferenceの間のPMI関連のイベントだけではなかった。初日の夕方の "Fresher's Fair"ではJesse氏、Ainsley Nies氏、Brian Bozzuto氏、Sanjiv Augustine氏などが、PMIがAgileコミュニティへ関与し、関心があるという認識を高めた。
What is an Agile Project Manager Anyway?は双方向のセッションで、Pat Reed氏とJesse Fewell氏によって行われた。内容は、Agileにおけるプロジェクトマネージャの役割を探るというものだった。
Mike Cottmeyer氏はThe Agile PMP: Teaching an Old Dog New Tricksという、PMIのプロセスや知識領域、さらにそれらをAgileプロジェクトにどう適用するかを探るセッションを行った。
公式セッションの最終日には、Jesse氏がPMI Agile CoPがいかにして作られたかという話をGrowing PMI Using Agileというセッションで講演した。
PMI Agile CoPを実現へと導いた分散型チームのメンバーは次の面々だ。
- Sanjiv Augustine氏
- Rodney Bodamer氏
- Brian Bozzuto氏
- Mike Cottmeyer氏
- Mike Griffiths氏
- Jean Laporte氏
- Dan Mezick氏
- Ainsley Nies氏
- Dave Prior氏
- Pat Reed氏
- George Schlitz氏
- Michele Sliger氏
- Bob Tarne氏
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