JavaベースのWebサーバJettyの開発元であるWebtide社が、Intalio社によって買収された。Jettyは、Eclipseプロジェクトへの移行を終えたばかりであり、組み込みJavaの領域で重要な役割をはたすJettyの将来は確かなものだ。買収後もアプリケーションサーバの開発は続けられ、Eclipseプロジェクトの一部としてJettyは拡張されていく。Greg Wilkins氏が買収に関して次のように語った。
Intalio社は基盤製品のベンダではなく、ソリューションベンダです。ソリューションを構築するために、Intalio社はコンポーネントのサプライチェーンが必要であり、これまでオープンソースのコンポーネントを使用し、それらのコンポーネントの開発の多くにオーナーシップをもつような選択をしてきました。しかしIntalio社の計画でもっとも重要な面は、コンポーネントの提供元が、独力で利益を得て、競争力のある存在でなければならないということです。Intalio社はソリューションを構築するにあたって、我々のコンポーネントが必要であり、彼らの要求は我々の推進力になることでしょう。
JettyのEclipse Foundationへの移行と同様に、買収パートナーの選択は、多数かつ多様なお客様が利用可能で、お客様に適合する良質なコンポーネントベースのソフトウェアを開発していくという、私たちの継続したコミットメントを反映していると思います。お客様やユーザは、私たちの提供するリソースやサービスが改善していくのを感じることになるでしょう。私たちは引き続き包括的に、Jetty/cometdプロジェクトの世話役をつとめていくことになります。なぜなら、これらのプロジェクトが可能な限り広く多様に利用されることに、私たちの関心が引き続きあるからです。Intalio社は我々に心地よい都市のベースキャンプを与えてくれ、そこから我々は新たな荒野の探検へ出かけることができるようになるでしょう。
この買収について、あなたはどのように考えますか?次に買収されるオープンソース企業はどこで、どこに買収されるのでしょうか?