Microsoft は,2年間続いた Silverlight Streaming ホスティングサービスを終了した。現在あるビデオはしばらくの間見ることができるが,新しいものがアップロードされることはない。関連して Expression Encoder 用のプラグインの公開も打ち切られる予定だ。
Silverlight Streaming は元々 Silverlight のメディアとしての機能の広告を目的に,Microsoft® Silverlight™ Streaming by Windows Live™ Beta の名称で 2007年5月に開始されたもので,Silverlight と結合して動作するストリームビデオの無料ホスティングサービスだ。
今年始めには,Microsoft は別のオンラインサービスである PopFly も終了している。いずれも公式にはベータ段階ではあったが,これらのサービスには利用者たちの多大な時間とエネルギーが投資されていた。このことは他のオンラインサービス,とりわけ Windows Live ブランドで提供されている無料サービスに関する Microsoft のコミットメントを疑わしく思わせる。
Windows Azure ではストリーミングビデオのホスティングの提供が期待されているが,Silverlight Streaming の直接的な置き換えにはならないだろう。Silverlight Streaming とは違って,これも有料サービスになると予想されるからだ。
サービス終了に関する詳しい情報,および自身が登録したファイルを取り出す方法については Live Service ブログで確認してほしい。