JRuby 1.4.0がリリースされた(JRuby 1.4ダウンロードリンク)。
InfoQは、機能的には大半が既にかたまっていたJRuby 1.4リリース候補版の変更と新機能を過去に取り上げた。
リリースサイクルの後半で取り入れられた機能のひとつは、Windows上のJRubyのネイティブ・ラウンチャだ。 Vladimir Sizikov氏は、旧来の.batファイルベースのラウンチャに比べた、ネイティブ・ラウンチャの利点を次のように述べている。
最近、私はJRubyのBATラウンチャのスクリプトエラーを修正していました。それはトリッキーで、BATファイルがパラメータをパースする方法で修正すると、新たな問題(とそれに加えて、ひとそろいのリグレッション)が即座に現れるのが常なのです。スペースや括弧、クォーテーション、^記号などなど。私たちはこのゲームを数年にわたって続けてきたのです。そして毎回、どんどん醜いものになっていくのです。[..]
WindowsのJRubyネイティブ・ラウンチャは[..]優れたJava検知機能を持ち、Javaをプロセス内で起動します(ですのでタスクマネージャでは、単なるjava.exeプロセスではなくjruby.exeプロセスが見えるのです)。既に大半のJRubyのコマンドライン引数を扱えますし、必要であればJVMにパラメータを渡すことも可能です(–Jスイッチを使って私たちが今までやってきたようにです)。そして、パスなどのなかでスペースや括弧を扱うことも可能なのです。
また、Vladimir氏はJRubyが実行されるOSのバージョンを取得する適切な方法に関して述べている。
require ‘rbconfig’ WINDOZE = Config::CONFIG[‘host_os’] =~ /mswin|mingw/
Vladimir氏のブログの投稿には、より詳細な情報と、この方法が好ましい理由が含まれている。
Nick Sieger氏は、HTML/XMLにアクセスするライブラリとして人気のある_why氏のHpricotの新しいバージョンに関してアナウンスを行った。Hpricot 0.8.2がRubyforgeから利用可能になっている。この新しいバージョンでは、長期間解決されなかった問題(経緯はJRUBY-3732を参照のこと)の対処がなされており、再び、HpricotがJRuby上で動作するようになった。