最近 JetBrains は、数々の賞を受賞した IDE、IntelliJ IDEA 9 をリリースした。それは、新しい技術の一揃い全体のサポート、既存の機能のサポートの改善、パフォーマンスの改善とより合理化されたユーザインタフェースを含んでいる。IntelliJ IDEA9 は、無償でオープンソースのコミュニティ版とアルティメット版を含む最初の非ベータ版であり、二ヶ月前 InfoQ により初めてレポートされた。
以下が拡張点もしくは今利用可能な新しいサポートの概要一覧である。
- EJB 3.1、JPA 2.0、Servlet 3.0、JSF 2.0、その他を含む、JavaEE 6。
- Osmorc プラグインで焼かれて(baked)提供される OSGi。
- AIR、FlexUnit、コード生成、さらなるリファクタリングとその他を含む、Flex。
- Groovy は Gradle と Griffon とその他のサポートを含む。
- Android、Maven、Scala、クロージャのサポート。
加えて特定の技術に関連する機能には、IDE 自身に行われている、いくつかの改善があった。
新しくバックグラウンドで有効になるファイルのインデックス作成により、使用する基本的な編集機能をほとんど即座に開始することができます。すべての拡張機能が数秒で使えるようになります。ユーザインタフェースの反応は、多くの時間のかかる操作を今やバックグラウンドで実行することで改善されました。私たちは、オンザフライのモジュールリロードも導入しました。それは、.iml ファイル (特に、バージョン管理で更新した後) の更新は、もはやプロジェクト全体を再び開き直す必要が無いことを意味します。
コミュニティとアルティメット版の相違点をまとめる詳細な一覧は、比較表として利用可能である。InfoQ はまた、IntelliJ IDEA の開発リーダ、Dmitry Jemerov と新しいリリースについて話す機会を得た。
InfoQ: IDEA 9 は、様々な言語とライブラリのサポートを増やしていますが、Python を本当に組み入れる計画はありますか、多分プラグインを進化させますか? もしそうなら、Python のフレームワーク(すなわち Django)はどうでしょうか? Jython をサポートする計画は?
私たちは、少数の新機能と共に、更新されたバージョンの Python プラグインを IDEA 9.0 リリースと一緒にリリースしました。もっと大幅な更新 (デバッグや Django のサポート) は、2010 年の初めにリリースされる予定です。IDEA 8.0 以来、Python プラグインは Jython を完全にサポートしています。そのサポートには、言語横断のナビゲーション、コード補完、リファクタリングを含んでいます。
InfoQ: Git サポートがうまく組み込まれたようにですね。JetBrains 内部では Git への動きはありますか?
Git は IDEA 8.1 からサポートされていて、IDEA 9.0 では多数の改善が行われています。9月に、私たちは自分たちのバージョン管理システムを Git に移行しました。その事は、IDEA 10 でさらなる統合の改善をするために、私たちに大きな刺激を与えています。
InfoQ: IntelliJ IDEA 9 はリリースされました。次のロードマップは何でしょうか?
現時点で、IDEA 10 のためのロードマップはありません。けれども、Java 7 言語機能のサポート、特にクロージャのサポートは、次のリリースの目玉になることは明らかです。伝統的な命令型スタイルのコードからクロージャを使用した関数型のスタイルに変ることで可能になるたくさんの面白いことがあります。
InfoQ: "最もインテリジェントな Java IDE" という、IntelliJ のスローガンを変更することへの考えを聞かせてください。確かに単なる Java よりも多くをカバーしているので、JVM を越えてさえ行きそうですね。
いい質問です(笑) "最もインテリジェントな JVM ベースの言語の IDE" は、私にはキャッチーに思えませんが、おそらく私たちは後で何か別のものを思いつくでしょう。
IntelliJ IDEA についてもっと情報が欲しいなら、役に立つ多くのヒントや情報を頻繁に更新している、彼らのブログもチェックアウトするべきであろう。