最近のService Pack 1へのアップデートにより、Microsoftは.NET 4.0 Beta 2で動かせるSQL Server 2008 Expressのバージョンを提供するようになった。これまでユーザは.NET 2.0 SP2もしくは.NET 3.5 SP1をインストールしておく必要があったのだが、これからは.NET 4.0 Beta 2でもよいということだ。しかしながら、現在のところ、そのサポートはかなり限定されている。
SQL Server 2008 Expressは、SQLCLRのために1つのバージョンのCLRしかホストすることができない。大きな変更を避けるために、どうやらCLR 2.0のサポートのみを続けるようだ。つまり、たとえSQL Server Expressを.NET 4.0のみの環境にインストールしても、その機能をすべて使えるわけではないということだ。使えない機能には、geometry型、geography型、hierarchyid型といったビルトインCLR型も含まれている。
.NET 4.0サポートは、SQL Server ExpressのRuntime-Onlyバージョンでのみ可能になっている。それ以外のエディション、SQL Server 2008 Express with ToolsやSQL Server 2008 Express with Advanced Servicesでは、依然として.NET Framework 3.5 SP1が必要になる。
詳細については、Krzysztof Kozielczyk’s FAQを参照すること。