The pmiagile Yahoo! グループ は、2つのコミュニティが一緒になる場所である。このグループの投稿者は、幅広く、様々な経歴を持った人たちである。最近のスレッドでは、project management body of knowledge (PMBOK)に書かれているような、従来型のプロジェクト管理に、アジャイルのプラクティスを適用できるかどうかを議論したものである。(このリポータは、長い引用を、あらかじめ謝っているが、これは、言い換えることが難しい、情熱的なトピックである)。
1シーズンに1回ぐらい、私は、PMBOKは、アジャイルのアプローチと矛盾しない、と信じる気になる。もしそれが真実なら、いいことだが。(再投稿して)PMBOKガイド4版からのいくつかの引用は、「プロジェクト管理」が Scrumで製品開発するには、合っていないことを示唆している:
- "プロジェクトは、継続的な取り組みではない。"
- "プロジェクトの目的は、その 目標を達成し、次に終了することである。"
- " 正当な評価と報酬。報酬に対する明確な基準とそれを実行する計画的なシステムは、望ましい行動を奨励し、促進する。"
- "チーム開発プロセスの一部に、 正当な評価と報酬が、含まれる。人々を報酬する方法の元々の計画は、人材計画(セクション9.1)の中で、展開されている。公式的、あるいは、非公式的に、プロジェクトチームの管理プロセスの中で、勤務評価を通して、表彰についての決定がなされる。""例えば、日程が縮められれば、しばしば、より少ない時間で同じ仕事量をこなそうと、リソースを追加するために、予算を増やす必要がある。"
そして Wayne Mack 氏は、 チームの自己管理に任せるという、提言を理解しながら、アジャイルコミュニティに対して、苛立を隠さない:
もしプロジェクトマネージャーへの我々の忠告がプロジェクトを管理しないことだとしたら、ちょっと無作法に思えます。
私の現在の仕事環境は、 Michael氏の投稿に書かれたのとぴったりです。私がプロジェクトを開始できる、あるいはチームメンバをアサインさえできる前に、私は、承認を得るために、日程、予算そしてスコープを提示する必要があります。顧客が要望し、承認したスコープの変更でも、私は、日程や予算の変更を正当化する必要があります。このために、多くのプロジェクトマネージャーは、頻繁に変わるスコープの提案をほとんど不可解なものと考えるわけです。
ちょっと愚痴ると、 APLN や Agile COPは、面白いし、元気づけられますが、私の毎日の開発作業に適用できるような情報を見つけることは、できません。私は、しばしば、自分がひとりだけで、もがいている様な気がして、同じ境遇にいる他の人々と情報を共有したいと思います。
私の望みは、アジャイル を PMI PMBOKのプロジェクトベースの開発に適用する様々な戦略を議論できることです。これは、Agile COP のメンバにもPMIのメンバにもあまねく、真の利益をもたらすでしょう。
Brad Murphy 氏は、Wayne氏のコメント を受けいれて、 アジャイルコミュニティの弱点を詳しく述べる:
どうぞ、自分がひとりではないことをわかって下さい。私は、10年余り、大きな、主流の会社で、「アジャイル」への移行を始め、そして維持するを擁護したり、助けてきましたが、 アジャイル の「純粋主義者」に対するあなたの意見には、同意します。私は、 多くの アジャイル の原則やエンジニアリング技術の大々フアンですが、APLN や他の "アジャイル"プロのグループは、しばしば世間知らずで、時々いきなり、組織的な変更管理、統制、財務管理、そしてより長期的視野に立った計画活動などの複雑な現実を無視する危険があります。
私が言う世間知らずぶりを示す、簡単な例を上げます。ある Scrumの業界リーダは、自己権限のあるチームは、低い能力のチームメンバを追い出す「権利」があるというのです。この業界のリーダは、こう主張しています、低い生産性のメンバがいたなら、チームは皆で、そのチームメンバにカウンセルして、このメンバが行動を変えていないと、チームが感じたら、チームには、この人をチームから追い出す権限がある、と。本当ですか?ちょっと大きな組織だったら、このようなことが起きたら、他ではないような、法廷論争、告訴そして人事問題が、降りかかってくることになります。
私は、自己権限のあるチームが、メンバ形成で口をはさむべきでない、と言ってはいませんが、この単純な考えによる解決は、現在の法的そして組織的な枠組みを尊重していません。このような枠組みは、現行のプラクティスを否定するのではなく、もっと建設的なやり方で、再構築されなければなりません。
Dan Mezick氏は、Brad氏の返答こそが真の機能不全だ、と主張する:
あなたは、機能不全についての話をしている。文字通りに。片方で、あなたは、Scrumに、生産性のチーム文化を奨励している。もう一方で.... 非生産的な人々を追い出す(こうすることで生産的な文化が確かになる)ことができないことが、「だめな」企業の機能不全である:
これは、文字通り、問題である。もし会社が、例えば、怠け者を雇わなかったり、追い出したりすることによって、生産性について、自己選択的な(新しい)文化を確かなものにできないなら、どうなるだろうか?答えは、そのような会社は、新たな怠け者を引きつけ、雇い続ける事になる、今いる怠け者が、存在する権利を持てることを会社が承認しているからである。
アジャイルというこのブランドは、非常に長いコンサルタントの関与が要る。
もし会社が怠け者を排除して、(新しい)文化を表現できれば、それからは、その会社は、飛び立ち、生産性を具体化し、もはや依存性の高い、組み込まれた「アジャイル」コンサルタント、という武器を必要としない。その理由は、会社は、「アジャイルになり」そして、もはやコンサルタントが要らないからである。
一日目から顧客に自己形成とこうした独立性を促して、実際に顧客のために働いて、「アジャイルコーチ」を提供しているコンサル会社がいくつあるだろうか?
非常に少ない。おそらくないだろう。
そして、Sanjiv Augustine 氏が、違った調子で加える:
Brad, Wayne
この熱心な議論に感謝します。非常におもしろく、熱心なので、私も参加したくなりました。:)
私は、あなた方のフラストレーションに共感します、あるサークルでそのような挑戦や近視眼的な見方に直面しているからです。例えば、自己組織化されたチームに対するマネージメントの役割について、毎日議論があります。私のブログに私の考え方を投稿したhttp://lithespeed.blogspot.com/2009/11/self-organization-self-discipline-light.html を読んでください。Wayne さん、あなたは、ひとりでない、という Bradさんの言葉を私も繰り返します。我々の何人かは、この10年、大きな主力の会社にアジャイルを適用するのを支援してきました。だから(少なくとも部分的でも)大企業において、アジャイルが増えてきているのだ、と思います。
私は、また愚痴るのはいいことだと、思います。人々が本当に何を考えているのかを聞けますし、建設的な議論に参加できますから。しかし、私は、 APLN, Scrum あるいは PMIのようなコミュニティを見境なく、否定的に一般化することに対しては、警告したいと思います。3つ全てに、非常に深く関わっている( APLNの共同設立者で、現在のVP、バリバリのCSTであり、そして、PMI CoPのメンバである)人がいるように、私は、ここに挙げた、すべての組織にいる人達は、アジャイルを主流にするという、真剣かつ効果的な動きを起こしています。私がまた信じるのは、彼らは、自身の視点があるにもかかわらず、皆真摯に 、アジャイルの実利的な考え方を取得しようと邁進しています。私の主張を支持する逸話のいくつかを紹介します:
- 昨年の U.S Scrum Gatheringでの基調講演者は、PMIのCEOでした。これの出席者の半数近くがPMPでした(Balestrero氏の要請で手を上げてもらい、それから判断して)。
- 個人的に、私は、 APLNで、世間知らずな態度を見たり、経験したことは、ありません-私が定期的に参加する委員会や支部においてです。 APLNでの私の現在と過去の同僚である、名前を挙げるのは、ごく一部ですが、Jim Highsmith, Pollyanna Pixton, Bob Wysocki, Susan Fotajek, Kent McDonald や Todd Little は、あなたが挙げたのと同じような問題に、皆取り組んでいますし、私と同じような、企業的な見方をしています。
- 私は、APLN (http://www.aplnhouston.org/を参照), PMI (http://www.pmiwdc.org/careerday2009-education#Sanjiv_Augustineを参照) そして Scrum Gathering ( http://www.scrumalliance.org/events/105-orlando-scrum-gathering)で、統制とプログラムマネージメントに取り組む 、同じAgile PMOセッションを行いました。面白いことに、私は、3つ全てのセッションの参加者から非常に似た肯定的なフィードバックをもらいました。
アジャイルコミュニティのある人の意見は、今日の企業間では、支配的ではないが、私が謹んでお願いしたいのは、全員を同じ色のブラシで塗るのは、やめるように、気をつけて欲しい、ということです。同時に、このような考え方は、たとえ今日では、異論があるものでさえ、全体としては、改善し、良くなるように我々を導くものだ、と言いたいですね。例えば、我々は、自己権限のあるチームは、そのメンバを選ぶことが認められるべきだ、というScrum社会のリーダの信念に疑問を持つかもしれない。しかし、実際に、これは、 まさにWhole Foods Corporationの規範です(http://money.cnn.com/2007/09/26/news/companies/management_hamel.fortune/index.htmからの引用です。「慣例に従わないが、根本の論理は、力強いものです: Whole Foodsは、誰を雇うかというような重大な決定は、その決定の結果によって最も直接的に影響される人々によってなされるべきである、と信じる)。
つまり、人によっては、アジャイルコミュニティは、理想的か世間知らずかになる。おそらく分岐点がある。あそらくアジャイルは、大きな環境には、上手く合わない。あるいは、たぶんだが、アジャイル技術は、本当に争点を作り出し、そして、ずっとあったが、向きあうには、苦痛でなかったことを表面化させるのが得意である。あなたの考えは?