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US Scrum Gathering 2010  "ディ―プドライブ”の日として開始

原文(投稿日:2010/03/09)へのリンク

3月8日月曜日、Orlando州で The 2010 US Scrum Gatheringが開幕し "ディープダイブ"による学び、コラボレーション、前向きなディベートが盛り込まれた素晴らしい一日が始まった。

8日の公式大会開始の前日には、およそ30名の Certified Scrum Trainers及びCoachesがOrlandoの大会会場に集合し、Mike Vizdossi氏 、Jean Tabaka氏主導のもと研修が行われ、自分たちの行動の改善方法についてアイディアを出し合った。大会の共同主催者、Tobias Mayer氏は、自分のブログにその研修についての思いを取り急ぎの形で発表した。最近、このブログにはCSTプログラム全体の変わりゆく性質 についても記事を載せている

そして月曜の朝を迎え、公式の2010 Scrum Gatheringが始まった。先陣を切ったのは、Scrum Allianceの魅力的な新社長兼会長、Tom Mellor氏による短いながら陽気なオープニングセレモニー。その後、Scrumの共同創業者、Jeff Sutherland氏がCMMIの権威Kent Johnson氏にジョイントして、好評を博した基調講演を行い、ScrumとCMMIがいかに必ずしも対立するものでないかを示し、SystematicがCMMI Maturity Level 5を維持しつつ、いかにScrumをうまく取り入れたかを力説した。

講演後は "ディープダイブ" セッションに移った。このセッションは、大会の形式としてはおもしろい試みで、各セッションが終日続いた(通常行われることの多い60-90分間の構成でなく)。過去数年間の"点検と適応"により、大会開催者らはこれを試みたが、大会初日の終盤、出席者の反応は肯定的なものだった。

  • "コーチへのコーチング" 委員長 Lyssa Adkins氏, "コーチ"・"エキスパート"あるいは"メンター"を分ける幾つかのスキルについて深く入り込み、好評を得ている。例えば"自分の価値を日記につけよう"等、Lyssa氏が提示したアイデアやツールについて話し合い、実践し、"コーチング会話"や"コーチングの失敗モード"(例:"(車輪の)ハブ""蝶""口うるさい人")や"コーチングの成功モード"(例:"マジシャン""賢いおバカ""ツタ")など、記憶に残りやすい用例を習得することで、本当のインスピレーションを見出しているということが参加者のおしゃべりからわかった。
  • "カンバン方式の探訪" 委員長 Karl Scotland氏, カンバン方式に関する一つの定義を使って、カンバンとScrumの類似点や相違点を中心にディスカッションを始めた。セッション後のおしゃべりでは、Scrumとカンバンが細部の手法については違うにしても、双方が高次元で意図するところは違わないという点をいかに言えるかについて、興味深い洞察が与えられた。"Value Stream Mapping" (価値の小川マップ)」というカンバンの実践がScumと適合するかどうかという問題を例に取ると、Scrumがvalue-stream mappingを明示的には行っていないにしても、究極には同じ目的を持つ "振り返り"を行っている、ということには皆が同意するだろう。Scrumが実際は "push型方式"なのか、あるいはカンバンのように"pull型方式"と見られるのかという大きな問題についても、同様の議論が行われた。本セッションに関するJurgen Appelo氏の興味深い考えを読むには、ここ、関連情報はここである。
  • "自己組織型チームへのコーチング" 委員長 Joseph Pelrine氏, この示唆に富むインタラクティブなセッションの焦点は、この得体の知れない "自己組織型チーム"の背後に、実際有りそうな事柄について結果を出すための複雑性の社会科学や、チームダイナミクス研究をめぐるものだった。"最重要ポイント"が繰り返され、飛び交った。 "環境を変えれば、チーム自体も変わる "。さらに、セッション中に飛び交っているのは、参加者が鳥の群れの様に動く興味深い(しかも楽しい)シーンや、簡単なルールが、いかに行動を劇的に変えられるかを経験する参加者のシーンである。
  • "ソフトウェア職人向けワークショップ" 委員長 Micah Martin氏, このセッションでは、参加者が一日かけて、プログラミング技術を磨く方法として"code katas"や"randori"を発見していく。
  • "アートメーキング・ワークショップ"  委員長 Lee Devin氏, 劇場で効果的な改作プロジェクトの際に行われる事柄から、ソフトウェアチームがいかにヒントを得られるかについての、興味深い探訪となっている。
  • 製品の不可欠な品質要件の特定" 委員長 Tom Gilb氏 並びに Kai Gilb氏, このセッションでは、効果的に優先順位をつけるために、"製品の品質" をプロダクトオーナーが識別できるツールセットに焦点を当てている。
  • "即席のセッション:コラボレーションの仕組み"  委員長 Matt Smiths氏, 非公式ながら注目され、繰り返し出てきたその日のテーマ"改善 とテコいれ '個人 & に関してセッションがもう一つ行われた。そのセッションで取り上げられたテーマはソフトウェア上のコラボレーションに対する"インプロビゼーション(即興)"のアイディアとテクニックに関連したセッションである。
  • "ScrumチームのためのInnovation Games®" 委員長 Luke Hohmann氏, 参加者は "プロダクト・ボックス", "スピードボート", "特徴を買おう", "未来を覚えておこう", "プロダクトツリーを刈りこもう"等のゲームを試し、機能上のステークホルダーとのコラボレーションについて、有用かつ楽しいやり方を学ぶ。

2日目は、設定時間による従来型セッションが、様々に取りそろえられて始まる。セッションは、大会の5つのテーマ、"カオスのエッジ", "巨大なScrum!", "グッドプラクティス","文脈上のScrum"と"世界が衝突する時"に関するものとなる。更に詳細な情報の入手先は会議公式サイト、ライブブログのフォロー、Twitterのハッシュタグ:#sgusである。

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