Scrumとアジャイルの認定が今、大変注目されている。「認定話」は、発展し、2010年の議論の主要なテーマになった。この話は、いくつもの面を持ちScrum Alliance, Scrum.org そして有名なブロガーたちを含んだ大方のコミュニティ、更に Agile Skills Projectからの活動を含んでいる。意見が分かれているのは、認定の根本的な価値である。
Skills Mind Map Fragment. from the AGILE SKILLS PROJECT
この話にはいくつもの面がある。最初の面は、 Ron Jeffries氏が,最近のブログ投稿で、認定は、アジャイルコミュニティを分裂させる,と主張している。 Scrum Alliance: Drop "Certified"?と言うタイトルのこの投稿(これは、他のInfoQ Articleで深く分析された)で、彼が主張するのは:
Scrum Alliance は、Cワード、“Certified”を使うのをやめる時だ。これは、開発の世界に対する我々の影響を分裂させ、弱めるので、我々全員を阻害している。
認定話の第二の面は、 Scrum Allianceである。 Scrum Allianceは,新しい認定を認可した。 新 Scrum Alliance認定 は、Certified Scrum Developer (CSD) と Certified Scrum Coach (CSC)を含む。 Scrum Allianceの比較的新しいキャッチフレーズ 「仕事の世界を変える」は、この資格認定組織の内部で起きた真に大きな変更を象徴している。
Scrum Alliance のこれらの新しい資格認定は、創立者の Ken Schwaber氏が全く新しい資格認定組織である Scrum.orgを作るために、公式に Scrum Allianceを去った直後に作られた。氏は、アジャイルマニフェストの署名者であり、アジャイルやScrumの有名なオーソリティである。
認定話の第三の面は、 Scrum.orgの進展である。 Scrum.orgのミッションは、Scrum.orgのwebサイト にあるように:
Scrum.orgの目的は、ソフトウェア開発という専門的職業 を改善し、我々が自分たちの仕事を愛し、顧客が我々といっしょに働くことを愛し、そして我々の誠実さを信用するようになることです:
- 我々は、 Scrumプロセスの一貫性と完全性を維持する。
- 我々は、選り抜きのパートナーと協働で、様々なドメインや開発,例えばリスクマネージメントについての教育用ソフトウェア や知識を開発する。
- 我々は,トレーナといっしょにProgram Development Partner の教育用ソフトウェア を学びそして使って、他の人々がScrumを使ってどのように製品を作り上げるのかを学ぶのを助ける。
- 我々は、 Scrumユーザと協力して、彼らが徐々に、自己評価の適用を含んで、Scrumを使う能力が向上するのを助ける。
Scrum認定は、ホットな話題で Scrum Allianceと Ken Schwaber氏が率いる全く新しい Scrum.Org の両方に新しい資格認定が開発されて、増々話題になってきている。特に面白いのが、Certified Scrum Developer (CSD) の資格認定が Scrum.org と the Scrum Allianceの両方から提供されている事実である。
第4面、恐らく最も面白いのが、AgileSkillsProject.orgで AgileSkillsProjectが立ち上がったことである。この組織は、自分たち自身を次のように言っている:
Agile Skills Project は、非営利のリソースでアジャイルの開発者が持つ必要のあるスキルの共通のベースラインを確立する。その中には、共通のボキャブラリと基本的なプラクティスの理解が含まれる。このプロジェクトの意図は:
- アジャイルチームに必要なスキルの進化する全体像を確立する
- 生涯に渡る継続的な学習を奨励する
- メンバが同じ志の仲間を見つけるのを助けたり、コミュニティで新しいメンターを見分けるために、信頼のネットワークを構築する
Agile Skills Project (ASP)は、 Ron Jeffries氏とアジャイルコミュニティで有名な 何人かと直接つながり を持っている。InfoQ は、この話を注意深く見守り、報告する;もっと詳細に、以前発行されたニュース投稿 the Agile Skills Project と Agile Developer Skills Workshopをどうぞ見て欲しい。
Agile Skills Projectは、認定についてどう考えているのか?ASPの指導部の一人である D. Andre Dhondt氏は、 InfoQへの最近のメールで次のように述べている:
認定に関するブログ/ツイッターなどでの最近の騒ぎ (Robert Martin, Ron Jeffries, Chet Hendrickson,Tobias Mayer, Cory Foy, George Dinwiddie, Mike Suttonの各氏)を見ると、 Sutton氏が言うように、いかに認定は、実は単に、人の注意を引くためのものなのか、について記事を書くのは、報道価値のある事だ,と思います。ASPには、何の思惑もありません。お金をとりませんし、クラス/証明書などを評価/ランクづけ/認定したりして、利益を得ようとしません。
真の根本的な問題は、我々はどのようにして、生涯に渡るスキル向上について,人々を引きつけられるかです。私が考えた答えは、ポイント累積モデルで、それで人々は何をやっているかを示すことができ、有料のコースでも自己学習でもよい。Dan Pink 氏は、モチベーションは、自治-熟達-目的から生まれる,と言っています。我々は,人々に証明書をとるのかとらないのか、本を読むのか、カンファレンスへ行くのかを選択する自治権を与えます。が、進歩、熟達への道を示すものとして、これらをすべてカウントします。目的は、コミュニティが持つようして、我々は,全てのことに目的を与えています。
Agile Skills Projectについて重要なことの1つが、ASPwebサイトのユーザは、個人的な「スキル目録」をポストできることである。これは、長年にわたるプロの開発者の活動を年代順にまとめたものである。その例として D. Andre Dhondt氏のスキル目録が載っている。
ASPプロジェクトは、彼らのやっているあらゆることについて、コミュニティからのフィードバックを求めている。このプロジェクトは,今、アジャイルの実践者にとって、新しく、かつ急に現れた認定の様相を構成する1要素である。