昨年、Sunの JRubyチーム (Charles Nutter, Thomas Enebo と Nick Siegerの各氏) を雇用した後に、 Engine Yardは、今 JRubyの有償サポートを提供し始める。プレスリリースからの引用:
Engine Yardからの有償の JRubyサポートは、開発支援や製品環境でのチューニングや最適化の方法に関するアドバイスを含む。そして最新バージョンの JRubyや以下のライブラリを含む: jruby-openssl, activerecord-jdbc-adapter, warbler, jruby-rack。また、JRubyにバンドルされているコンポーネント例えば、Joni、Yechtや jruby-ffiに対するサポートも含む。
Joniは、正規表現エンジンOniguruma のJRubyへのポート、Yechtは、YAMLのサポート、そしてjruby-ffi は、ネイティブコードにアクセスするための移植性のある方法である。
このサポートは、Engine Yardの顧客ばかりでなく、彼らは、「あなたのアプリケーションがどこにあろうが、喜んで助ける」。
JRubyへのEngine Yardのサポートは、12ヶ月の契約条件で、月2000ドルが最低料金である。
InfoQは、Thomas Enebo と話して、この新しいサービスについて、もっと知ることができた。彼らは、顧客からどのような サポート要求が来る、と思っているのかを聞いた:
サポート要求のほとんどは、我々がすでにメーリングリスト、問題トラッキングシステムそして我々のIRCチャネルに、来ている種類の質問に、大変似たものだろう、と考えています。アプリケーションサーバにデプロイする際の入り交じった問題、アプリケーションにおける不可解なスタックトレース、それで彼らが疑っているのは、JRubyですが、あるいは、基本的なRubyの互換性の問題などですね。
ほとんどのサポート要求は、人々が JRubyで直面している問題を報告したり、診断したりするのに、うまく標準化したやり方を提供するのに役立つと思います。またサポートプロセスを経験することにより、人々が抱えている問題ついて、より品質の高い報告を我々が受け取れることになる、と思います。
もう1つ質問ですが、有料顧客は、バグ修正の優先順位に影響を与えることができますか?
プロセスに従って、 JRubyの開発者とやり取りすることで、暗黙の影響が効果を表すこともあるでしょう。我々が、優先順位付けに折り合いをつけるまでに、ユーザが再現可能なテストケースを見つけ(我々は、どのように再現可能なテストケースを作るかのアドバイスをします)、そうすると、我々は、即座にその問題を修正することができます。問題がまだ皆の記憶に鮮明にあり、おそらく問題解決に何が必要かについて、よい手掛りを持っています。
もし簡単な回避策があったり、ユーザへの影響が小さいなら問題を直ぐには修正しないでしょう。我々は、 JRubyの全ユーザに最高のサポートをするには、どうすればよいかに基づいて、問題解決のバランスを取る必要が常にあります。1つの小さな問題を修正するのに、重大な問題にかけるコストでやっていたら、皆にいいわけがありません。
更にもし会社で、我々が今日、発表したもの以上のことが必要であったら、いつでも Engine Yardに連絡して、相談することができます。我々は、そのような時、助けられますし、現行の開発サポートの提供以上のことができます。
あなたはどう思いますか?有償のサポートオプションによって、エンタプライズにおけるJRubyの採用が増えるだろうか?