InfoQにとっての次のステップは何だろう? 我々が機能面でフォーカスすべきエリアは? この1ヶ月、我々はこれからの計画について皆さんからの協力を求めてきた。そして、この投稿で、いくつかのアイディアを皆さんと共有し、このサイトがどんな機能セットを持ったサイトになっていって欲しいのかをうかがいたいと思っている。
これまで
この4年、我々は積極的に開発の努力をしてきたが、InfoQは大きく変わらなかった。去る2006年、我々は最初の6ヶ月を、以下のようなエンドユーザのためのコアな機能セットを構築するのに費やした。
- パーソナライズ(タグとフィード)
- ニュース、論文、ビデオのためのカスタムCMS
- フォーラムとAJAX
- その他、見て、使うことができるもの全て
それから次の2年ほどは、多くのユーザにとっては簡単に目にすることができない部分に時間を費やしてきた。
- 国際化:コンテンツの共有と翻訳サポートにより、InfoQ.com/cn、InfoQ.com/jp、InfoQ.com/brを構築した
- 文脈に沿った広告を出すためのインフラを構築したので、持続可能なビジネスとしてやっていけるようになった(最初はほとんどの広告がない状態でサイトを立ち上げ、徐々に改善してきた)
- コンテンツ、読者統計、広告のレポーティングとトラッキングのためのツール
これまで、我々は財政をより安定させるためのいくつかのコンサルティング製品に気を取られていた(特に景気が低迷している時に)。後から考えると、それらは我々からInfoQ自体への意識をそらしてしまった。私はそれを後悔している。InfoQを改善し、皆さんが望んでいるものを提供できるようにしていきたい。
今
我々がやりたいことはたくさんあるが、限られた開発者しかいない。サイトに少しずつ機能を追加してきたが、それらのすべてがすぐに見えるわけではない。以下は、読者や我々の開発チーム、我々の顧客の要求によって、この数ヶ月でサイトに配置した機能である。
- 非常に要望が多かったビデオやインタビューをMP3形式でダウンロードする機能
- ビデオやプレゼンテーション上に表示されるLengthパラメータ
- 我々のコンテンツとFacebookやTwitterなどをつなげる共有ボタン
- 右側に表示される300x250のバナー。 内部で適切な長さについて議論したが、我々はビジネスを拡大し、結果としてコンテンツをコミュニティに提供するために必要だった。シンプルなデザインにするため、‘コンテンツの中’に置くという選択肢はなかった。
- サイトにJavaScriptやAjaxのよい部分を取り入れるため、prototypeの古いバージョンからJQueryに移行した。
- サイトのスケーラビリティの改善やフェイルオーバー、CPUを消費するレポーティングプロセスの移行のため、1データベースからマスタとスレーブの2データベースへと移行した。
この6ヶ月、我々はサイトの再デザインのためのモックアップも作っていた。それは、熱い議論、多くの議論が交わされているコンテンツにアクセスするためのウェジットを配置する第4のカラムを追加するためだ。だが、最近のユーザ調査の後、我々はそのアイディアを捨てた。サイトが‘終わりのないカラムの連続’のように感じられるので、第4のカラムの追加は状況をさらに悪くする、というユーザコメントを読んだからだ。それ以来、2カラムのレイアウトと拡大されたヘッダーという考えに変えた。これが我々が作った大雑把なモックアップで、こちらはあるユーザから送られてきたモックアップだ(ありがとうChristian)。
我々はベストを尽くしているが、InfoQはまだ他の国際的なメディアサイトに遅れをとっている。我々はNew York Timesではなく、エンタープライズソフトウェア開発コミュニティ向けの最も大きな独立ニュース/コミュニティサイトの1つである。だから、我々はnytimes.com、guardian.co.uk、Facebookさえ、競争相手と見ている。そこに辿りつくのはまだまだ先のことだ。InfoQはタグと検索以外に、アーカイブを探索する手段さえ持っていないのだ。
これから
未来は白紙の状態であり、我々は読者の皆さんがよりよいと思う方向にサイトを導いてくれることを望んでいる。我々が解決すべきキーポイントは何だと考えているだろう?ぜひ投票をして欲しい。
未開の機能に関して、我々が人々への質問で聞いた2つの最も基本的な機能は、iTunesで自動的にインタビューやプレゼンテーションを同期するためのオーディオRSSフィードと、ダウンロード可能なビデオだ。これらについて我々は前向きに検討しているが、ビデオのダウンロードがトラフィックやコストなどに与える影響が明確にわかっておらず、それに着手する準備ができていない。また、サイトの再デザインについても考えている。だが、4カラムレイアウトを止めて以来、活発な再デザインへの取り組みは始まっていない。
下記のフィードバックチャンネルを通して、InfoQにどんな機能が欲しいかぜひ教えていただきたい。
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皆さん、ありがとう。
Floyd Marinescu (InfoQ CEO兼共同創立者)、およびInfoQチーム