VMware の事業部である SpringSourceが、今日、 Rabbit Technologiesを買収したと報じた。 Rabbit Technologiesは、オープンソースの RabbitMQメッセージング・システムの主要なスポンサーである。 プレス発表によると:
組織が増々クラウド環境でアプリケーションを作り、デプロイするのにともない、この新しいモデルをサポートするインフラが進化しています。ユーザのリクエストをリソースがどこにあろうが、適切なリソースに届けるのをサポートするために、軽量で、信頼でき、スケーラブルでポータブルな、新しいタイプのメッセージング・システムが必要とされています。 RabbitMQは、この分野のリーダーであり、この買収により、 SpringSourceは、RabbitMQ の主要な貢献者を採用します。オープンソースの標準に則ったメッセージング・システムにより、アプリケーションやアプリケーションのコンポーネントが、お互いにもっと効果的に通信できるようになります。「メッセージングは、いつもエンタプライズ・アプリケーションを作るのに使われる、重要なインフラ要素ですが、クラウドアプリケーションは、根本的に違ったメッセージングのインフラが必要です。」と、 VMware/SpringSource事業部の事業部長であるRod Johnson氏は、語った。「我々の スイートに RabbitMQを加えて、 SpringSourceは、近年の仮想化モデルとクラウドへのデプロイモデルに決定的な技術の他の要素といっしょに、自分たちの新興のアプリケーションプラットフォームを拡張できます。」
Spring Frameworkとの確実な統合により、 Spring開発者のかなりのコミュニティは、RabbitMQを利用して、自分たちのアプリケーションを従来のアプリケーションから、非公開そして公開のクラウドにデプロイするように進化させることができます。RabbitMQ は、これまで通りオープンソースです。同時に、SpringSourceは、RabbitMQ開発コミュニティの完全サポートを続けるつもりです。
SpringSource は、買収についての FAQをポスト している。
InfoQは、SpringSourceにおいてDeveloper Relationsの重役であるAdam Fitzgerald 氏とRabbitMQの新しい追加項目について話しあった。氏は、 SpringSourceがRabbitMQのメッセージングをクラウド開発モデルの重要な部分と考えていることを明言した。 SpringのAMQP と RabbitMQ へのサポートは、スタックに他の追加をしていったのと同じような道を辿り、フィーチャをずっと使わせながら、使い勝手の複雑さを取り除くことに焦点をあてている。氏は、全RabbitMQ チームは、VMwareのSouth Bankオフィースを拠点にしている SpringSourceで仕事することになるだろうと語った。現在、ライセンシングついては、変更するつもりはないと言った。最後に、SpringSourceは、JMSのような既存のメッセージング技術を完全にサポートし続けることを約束する、と語った。