CLI標準化を担当するECMA作業部会は、 作業ドラフト第5版を公開した。CLIは、マイクロソフト社の、.NET プラットフォームの部分集合であり、Ecmaインターナショナルの配下に置かれてきた。公式にはヨーロッパ電子計算機工業会として知られている ECMA インターナショナルは、国際標準化機構(ISO)と競い、且つ、互いに補完している。
この経過を追跡すると、標準の第3版が第5版として描かれているというかなり奇妙な事が見つかるかもしれない。この状況は、ECMAとISOの相互標準化プロセスにより生じる。 例えば、2006年にECMAにより第3版が批准された後、それは、ISOのファーストトラックプロセスにはいった。一度ISOで批准されると、その結果の文書である ISO/IEC 23271:2006は、 EMCAによって第4版として採用された。
更に付け加えると、どの程度現実かわからないが、企業の得られる利点は、 ECMA 標準は規格は自由に利用可能であるという面で、ISOの規格より有利である。 現行版と全ての以前の版は、 数多くのミラーサイトやECMAのウェブサイトから入手できる。
標準規格でカバーされる名前空間は、きちんと解説されているが、かなり限られたものである。以下のとおりである。
System ├───Collections │ ├───Generic │ └───Specialized ├───Diagnostics ├───Globalization ├───IO ├───Net │ └───Sockets ├───Reflection ├───Runtime │ ├───CompilerServices │ └───InteropServices ├───Security │ └───Permissions ├───Text ├───Threading │ └───Parallel └───Xml