Lean Software & Systems Conferenceが数週間前アトランタで開催された。以後、InfoQはこの会議の反響を追いかけている。私たちが集めたのはブログや記事、ノートやビデオ、画像、プレゼンなどに現れたこのイベントの反響だ。この記事ではそれらを紹介したい。
InfoQ編集者が選んだ話題のは下記だ。
- このカンファレンスの主催者のLSSCのバイスプレジデントでありカンバン運動の指導者でもあるDavid Anderson氏のこのカンファレンスに対する考え、そして、カンバンコミュニティへの貢献が評価されてDavid Joyce氏とAlisson Vale氏がブリッケルキー賞を受賞したことに対する氏の評価(公式な発表はこちら)。
- ブリッケルキー賞の受賞者、Alisson Vale氏の"見える化"についての考え方。この考え方についての話は氏のコミュニティに対する注目すべき貢献内容に及んだ。
- 今年の夏、イギリスで開催されるLeanSSConfの告知ページ。
- Chad Holdorf氏(別名"Uber Scrum Master")がカンファレンスの最中にカンバンボードを構築する模様。とても面白い。
- Michael Sahota氏(別名"AgileTrix")の、次の4つの話題に対するしっかり書き込まれたマインドマップ。
- カンファレンスのキーノート。
- Arlo Belshee氏とJim Shore氏の"XPとセル式製造"の話。
- Mary Poppendieck氏の効果的な組織改善についての話。
- Clinton Keith氏のセッションビデオゲーム制作のためのカンバン。このセッションは話題になった。
- Jeff Anderson氏が考えるこのイベントの見所と氏の人気のある講評。
- Derick Bailey氏の講評。氏は自身がこのイベントから受け取ったものについてブログに書いている。また、自身が行った発表に対する興味深く誠実な自己総括も行っている。
- Karl Scotland氏のプレゼン。このプレゼンは実際は発表できなかった。火山噴火が原因で氏がイギリスから飛び立てなかったからだ。
- "リーン伝導者のマントラ"と題したSiraj Sirajuddin氏の発表資料、そしてこの発表に対するMichael Sahota氏の濃密な講評。このカンファレンスの経験に触発されたSiraj Sirajuddin氏のふたつの詩、"パイオニアソウルメイト"と"ノマドソウルメイト"も一読の価値あり。
- "Agile Executive Blog"ではInovis社のエンドツーエンドのカンバンシステム、Aproposのデザインと実装についての講評の記事が掲載されている。また、Alan Shalloway氏による"ゲストポスト"では"ビジネス"と"顧客"に注目することの違いについての記事も一読に値する。
- "Silver Stripe Blog"でのDon Reinertsen氏のキーノートに対する講評
- James Sutton氏の"リーンソフトウエア開発"についての刺激的な発表に対する、Rally社のCTORyan Martens氏の講評。
- Dennis Steven氏の講評。氏はこのカンファレンスで得られたアイディアとこれから生まれるだろうアイディアを"ふたつの大きなアイディア"として強調して論じている。
- Ted Young氏の"Lean Software and Systems Conferenceに出席したこと。そして私が得た刺激的なアイディアの数々"のスライド、Siddharta Govindara氏"スタートアップの旅: アドホックからアジャイル、カンバンへの進化"、そしてSameh Zeid氏の"持続的なプロジェクトのためのカンバン"のスライド。
LSSConfとは直接関係がないが、とても近しい関係にある動きとしてリーン運動と強いつながりがあるスタートアップ教訓コミュニティはLSSConfの最終日と同じ日にサンフランシスコでカンファレンスを開催している。Sean Murphy氏がこのカンファレンスについての素晴らしいまとめ記事を積み上げている。皮肉にも同じ日にニューヨークタイムズは"俊敏なスタートアップの興隆"と題した記事を掲載している。この記事ではリーンスタートアップコミュニティの創設者であるEric Ries氏と氏の最新のアイディアと構想を紹介している。両方ともとても価値がある内容だ。
この記事で取り上げた内容はカンファレンスの包括的なまとめではなく、あくまで編集者が見つけ、選んだものだということに注意してほしい。さらなる情報を持っている人は下のコメント欄へコメントをいただきたい。