Visual Studio Premiumにお金を払わずに精度の高いコード解析を行いたい.NET開発者にとって、FXCopは選択肢になりうる。しかし、 FXCop 1.36が何の警告もなしにMicrosoft Downloadsから削除されてしまったので、多くの開発者は何がおこったのかと思っていた。幸運にもこのツールはどこを探せばよいのか知っているのならまだ使うことができる。
まず開発者はMicrosoft Windows SDK for Windows 7 と .NET Framework 4をインストールする必要がある。インストーラの中からFXCopを探そうとして困る必要はない。インストーラを探してもインストールの事前ドキュメントを探しても見つからないからだ。しかし、インストール後のリリースノートを見れば下記のように書いてある。
6.3.6 FXCopのセットアップはWindow SDKの“\Bin”デレクトリに行われています。
FXCopのインストーラのfxcopsetup.exeは[Program Files]\Microsoft SDKs\Windows\v7.1\Bin\FXCopにあります。
このインストーラを実行するとFXCop 10.0がセットアップできる。前バージョンと同じように、このバージョンでもVisual Studioでは見つかるルールがなくなっている。また、 Securityグループのルールが“Security” と “Security Transparency”に分割されているように、ルールのグループ分けの仕方もかわっている。幸運にもFXCopはルールに対して同じ番号の付け方をしているので、名前で探してもルールが見つからない場合はCAxxxx IDという番号で探すとよい。
Visual Studio | FXCop |
Design | Design |
Globalization | Globalization |
Interoperability | Interoperability |
Maintainability | |
Mobility | Mobility |
Naming | Naming |
Performance | Performance |
Portability | Portability |
Reliability | |
Security | Security & Security Transparency |
Usage | Usage |
このバージョンのFXCopはCLR 2.0 and 4.0 ランタイムの両方をサポートしている。