RhomobileのRhodesはいくつかあるモバイルアプリケーション向けクロスプラットフォームフレームワークのひとつだ。RhodesアプリケーションのGUI部分にはHTML/Javascript/CSSが使われ、ロジック部分にはRubyが使われている。
Rhodes 2.0の最終バージョンがリリースされた。また、フレームワークはMITライセンスとなった。Rhodes 2.0 Betaにあった機能に加えて、すべてのシステムにおいて、フレームワークはプラットフォームにマッピングしたコンポーネントを使えるようになった。
AppleがiOS SDK License Agreementを変更した後、iPhone向けの数多くのサードパーティ製プログラミングツールキット、特にRhodesのようなインタープリタを搭載しているものは危機に瀕しているように見えた。しかし、Rhodes 2.0のリリースノートによると、Rhodesアプリケーションは引き続きAppStoreに受理されているようだ。
問い合わせがあったので皆さんのためにアップデートしておきますが、iPhone 4.0 Terms of Serviceの施行後も、(私たちがほのめかしていたように)Rhodesアプリは引き続きAppStoreに受理されています。最近受理されたアプリとしては、TrackR 2.0 (PivotalTracker用フリーアプリ)、Metalingual (Sarah Allenによる翻訳アプリ)、WorshipPlannerがあります。
さらに、数か月前にアナウンスされたように、Rhomobileのsyncライブラリは将来のリリースで少なくともObjective-Cに移植される。
Rhodesについて、詳しくはQCon Londonで行われたRhomobileのAdam Blum氏とのインタビューを参照。
Rhodesは、Blackberryを除くすべてのプラットフォームにおいて、Rubyネイティブによるクロスプラットフォームのモバイル開発をもたらしたが、この他にも、JRubyをAndroidに載せることにフォーカスした取り組みがある。RubotoプロジェクトはJRubyをAndroidに載せようとしており、Ruboto-IRBを使うことによって、Androidデバイス上でJRubyスクリプトを開発することができる。
RubotoはJRubyのCharles Nutter氏によって作られた。今年の後半には、Daniel Jackoway氏がRuby Summer of Codeの1プロジェクトとして、JRubyを使ってAndroidアプリを書くためのツールを改善する予定だ。