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Ehcache 2.2がテラバイトのキャッシュとLDAP認証をサポート

原文(投稿日:2010/08/04)へのリンク

オープンソースのキャシング フレームワークである Ehcacheの最新バージョンは、テラバイトのキャッシュとLDAPの統合で、Java Authentication and Authorization Service (JAAS) をサポートする。Terracotta 開発チームは、先週、Terracotta リリース 3.3 の一部として、 Ehcache バージョン 2.2を一般 公開した。 新しいバージョンは、また管理コンソールを持っており、開発者や運用者が、実行時のキャッシング環境を監視し、コントロールできる。

キャッシング フィーチャは、新しいストレージ戦略を使用しており、非常に多数のエントリとノードによるキャッシュをサポートする。これは、オプションモードで、キャッシュ毎に設定でき、有効にできるが、 storageStrategyと呼ばれる、 <terracotta> サブタグの新しいXML特性を使う。LDAPベースの認証は、開発者と運用者用の管理コンソールへのアクセス コントロールのために使われる。このセキュリティ フィーチャには、 JDK 1.6バージョンが必要で、これより古いJavaを使っても、 Terracottaサーバーは,動くが、このセキュリティ機能は使えない。

Ehcacheフレームワークの最新バージョンに含まれる,他の新しいフィーチャ には:

  • 監視: 分散キャッシュのための管理コンソールで、 Ehcacheの新しいコントロール パネル、Quartz SchedulerWeb Sessionsを使い、アプリケーションを監視,コントロールできる。またクラスタ内のイベントを見る新しい統合されたビューによって、運用者チームのメンバーがクラスタ内の問題のあるノードを特定したり、エラーやパフォーマンスの問題を診断したりできる。イベントの監視は、 Events Console(運用者と開発者の両方のコンソールで見えるが、 JMX API経由である)から行える。もう一つの運用者用コンソールのフィーチャとして、動いている Terracottaサーバーの設定を再ロードして,クラスタ サーバーのトポロジーを動的に変更するのが簡単になった、ことである。
  • 複数データ センターのサポート: 複数のWide Area Networks (WAN)を跨いで、ディザスタ・リカバリ (DR)ができるように、異なった地理的地域にある、クラスタ間でのキャッシュの複製をカスタマイズ可能でサポートする。
  • 共通のランタイム ライブラリ: この新しいランタイム ライブラリは、メモリ使用量とネットワーク コネクションを減らし、新しい共通の開発用の構成要素を提供する。これによりまた、開発者は、複数のマシンを跨ぎ、プロセス間で協調するタスクための、APIを利用できるようになる。
  • 新ツールキットAPI: クライアント ライブラリがリファクタリングされて、共通の共有jar( terracotta-toolkit-1.0-runtime-1.0.0.jarと呼ばれる)を使い、コアのユースケースをクラスタリングする。これによって、 キャッシングの目的で、複数のクライアントのタイプ(Ehcache 、セッションのような)を使用するアプリケーションが使う、L1-L2ソケット コネクションの数とヒープの使用量を減らすことができる。これは、またユーザ アプリケーション内で使うことができる構成要素のためにも使える、その構成要素の中には、コンカレント マップ、ロック、カウンタ,キュー、エビクタ(Evictor)などがある。

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