マイクロソフトのpatterns & practicesグループ主席プログラママネージャのJ.D. Meier氏は、Windows AzureにおけるASP.NETアプリケーションパターンをいくつか提示し、クラウド上でコンポーネントがどのように動作するかを示した。彼はまた、標準的なWebアプリケーションとクラウドのマッピング例も提供した。
Windows Azureアプリケーションパターンの教典には、WebとWorkerロールサービスからのリクエストを受けるWebロールが含まれる。以下の図のようにQueueサービスによってWebロールとWorkerロールは分離される。
このパターンのより簡単なバージョンは、AzureテーブルへのASP.NETフォーム認証である。
Meier氏は、フォーム認証、クレームベース認証、WCFを使った10個以上のパターンとAzureクラウド上のASP.NETアプリケーションをリストアップした。
- パターン#1 - ASP.NET Azureテーブルへのフォーム認証
- パターン#2 - ASP.NET SQL Azureへのフォーム認証
- パターン#3 - ASP.NET からADのクレーム
- パターン#4 - ASP.NET からADのクレーム(フェデレーション)
- パターン#5 - ASP.NET からAzure上のWCF
- パターン#6 - ASP.NET オンサイトからAzure上のWCF
- パターン#7 - ASP.NET オンサイトからクレームとともにAzure上のWCF
- パターン#8 - RESTでAppFabricアクセスコントロール
- パターン#9 - ASP.NETからAzureストレージ
- パターン#10 - ASP.NETからSQL Azure
- パターン#11 - ASP.NETオンサイトからWCFを通じてSQL Azure
非クラウドパターンのWebアプリケーション(マイクロソフトアプリケーションアーキテクチャガイドを参照)では、3つの基本的なレイヤ(プレゼンテーション、ビジネス、データ)上に作られたブラウザからアクセスされるサーバーアプリケーションについて解説している。
Meier氏によれば、このパターンは、上で言及したレイヤのWebロールがデータとしてAzureストレージを使用するか、サービスとしてAzure Webサービスを使用するかのオプションを持つことで、Azureに適用することができるという。
CodePlexのpatterns & practices - Windows Azureガイダンスプロジェクトには、マイクロソフトクラウド上のアプリケーションを移行、開発、統合するためのさらなるガイドラインが含まれている。