MicrosoftはSQL Server Migration Assistant (SSMA) for MySQL 1.0をリリースした。あわせて SSMA for Oracle v4.2、 SSMA for Sybase v4.2、SSMA for Access v4.2も公開した。これらのツールを使えば、MySQL/Oracle/Sybase/AccessといったデータベースからSQL Serverへ、幾つかはSQL Azureへもマイグレーションできる。
SSMA for MySQL 1.0は、MySQL4.1~6.0から、SQL Server 2005/SQL Server 2008/SQL Server 2008 R2/SQL Azureへ移行することを容易にする。MySQLのデータベーススキーマから、対応するSQL Serverのスキーマに変換し、データをSQL Serverに移行する。このツールはテーブル、ビュー、ストアドプロシージャー、ストアドファンクション、トリガー、カーソル、DML文、制御文、トランザクションを変換して移行できる。
Oracle、Sybase、Access向けのバージョン4.2では以下の新しい機能を含む:
- 自動DB評価、DB移行、アプリケーション用SQL構文変換のコンソールサポート
- クライアント側とサーバー側における便利なデータマイグレーションをサポート
- 64ビットプラットフォームにおけるサポート改良
- Microsoft Access (Access 97以上) からSQL Azureへの移行 (SQL Azureに配置したデータに対して、既存のAccessフロントエンドアプリケーションから使い続けることができる)
- SQL Server 2008 R2への移行をサポート
- 最新のOracle(11g R2)、Sybase(15.5)、Access(2010)からの移行をサポート
SSMA for MySQLとAccessでは、MicrosoftのクラウドであるSQL Azureの対応データベースにマイグレーションできる。