Team Foundation Serverの3つの主要なバージョンの後に、Microsoft は、遂にバックアップとリストアを実行するツールをリリースした。これ以前は、TFSのバックアップをする、という一見単純なタスクは、最大で11個のデータベースのバックアップとレポート サービスに必要な暗号キーが必要だった。 バックアップ ガイドライン を注意深く学習することが、強く勧められており、バックアップが慎重に同期が取られていなければ、リストアが失敗する可能性がある。そして、全てのデータベースは、同じサーバ上になくてもよい。
リストアのプロセスは、もっと間違いを起こしやすい。まず注意が要るのは、データ層の名前を変えると、サーバに保存した Microsoft Projectファイルは、永久に失われる、ことだ。3つの復元シナリオで最も簡単なもののステップを以下にまとめる:
- Team Foundation Server が使っているサービスを止める
- Team Foundation データベースをリストアする
- Team System キューブを再構築(リビルド)する
- バージョン コントロール キャッシュ を削除する
- Team Foundation Serverが使うサービスを再スタートする
- (オプション)TFS用のサービス アカウントのセキュリティ 識別子(SID) をアップデートする
- (オプション)プロジェクト作成に使われるセキュリティ 識別子(SID) をアップデートする
- クライアント マシン上のデータ キャッシュをリフレッシュする
TFS Power Tools の9月リリースにある新しいツールを使って、バックアップは、ウィザードを介してスケージュールされる。ウィザードは、何をバックアップするかを設定できる、のと同時にSharePoint データベースを保存するようなオプションも提供する。
最も簡単なケース、ハード ドライブがロストした際の回復は、短く3ステップになる。
- 全てのTFSサービスを止めるために “tfsservicecontrol quiesce” を走らせる。
- ウィザードを使って、復元するデータベースを選択する。
- TFSを再スタートするために、“tfsservicecontrol unquiesce” を走らせる。
5年前に存在すべきだったものを大ベンダーが、今になって提供するのは、誉められた話ではないが、このツールは、TFSを走らせ続ける責任がある管理者に、安心を与えるだろう。