New Relic がパフォーマンス ツールの2つの新しい派生製品をリリースした。RPM for .NET と RPM for PHPである。RPMは、オンプレミス、あるいはクラウド上で走るwebアプリケーションのパフォーマンス モニターと分析機能を提供する。
RPM と呼ばれるNew Relic のパフォーマンス ツールは、ローカルにあるいは、クラウド上にデプロイされるwebアプリケーションの監視、トラブルシュート、診断、スレッド プロファイリング、そしてキャパ計画に興味のある会社へのSaaSソリューションである。
RPMには、2つの基本的なコンポーネントがある。アプリケーション プラグインとして走るエージェント とNew Relic のデータセンターによってホストされるサービス である。エージェントは、パフォーマンス データを集めて、HTTPあるいは HTTPS 経由で、1分に1回非同期に、それをRPMサービスに送る。サービスは、それを保持し、処理する。サービスは、データ保存、集約、相関、そして可視化などの他の仕事も行う。パフォーマンス データは、ブラウザでアクセスできる。 New Relicは、サービスをオンプレミスで走らせるオプションは、提供しておらず、サービスは、彼らのデータセンターのみで、走ることができる。
エージェントは、アプリケーションのレスポンス時間、スループット、トランザクション時間、データベース呼び出し、バックグラウンド ジョブそして他のメトリクスなどの情報を収集する。エージェントを使うのに、コードの修正は、要らない。
監視されるアプリケーションは、顧客のデータセンター、あるいはクラウドにデプロイできる。 Amazon, Engine Yard, Heroku, Gigaspaces, GoGridなどにである。収集されたデータは、アプリケーション インスタンス、ホスト、あるいは、ホストのクラスタ単位で可視化できる。RPM for Ruby on Railsには、開発モードがあり、生のパフォーマンス データがローカルに保存される。開発者がそれを使って、開発中に自分のアプリケーションのパフォーマンスをテストできる。
2008年に創業した、New Relicは、当初、RPM for Java と RPM for Ruby on Rails を出荷し、今では、 RPM for .NET とPHPをアナウンスしている。RPM for .NET は、 CLR, データベース, ASP.NET MVC2, WCF、外部トランザクションのパフォーマンスを監視するのに使うことができる。 RPM for PHPは、現在ベータで、Java や Ruby on Railsの製品と同じ機能を持つPHPアプリケーションを目指している。 RPM for PHPがサポートするプラットフォームには、 Drupal, MySQL, PostgreSQL, そして WordPressが含まれる。