MeFeediaによれば、インターネットに公開された動画の54%が今やHTML5フォーマットで利用可能であり、and 新しいHTML5編集ツールがAdobeとSenchaから発表されるなど、HTML5が離陸しつつあることが示されている。
オンライン動画ポータルMeFeediaはどの程度HTML5コンテンツが公開されているかについての調査を行った。数百万のエントリをインデクスし、33,000の動画パブリッシャをカバーするその調査によって、HTML5として利用出来るオンライン動画コンテンツは過去5ヶ月間で26%から 54%に倍増し、年初の10%からは5倍になっている。この成長はモバイルデバイスによるもので、Flashはデスクトップ上のプレーヤの選択しとして残っている。HTML5としての動画を提供している多くのウェブサイトは、Flashでも同じものを提供しており、適切なフォーマットを再生するデバイスに応じて利用出来る。
同時に、新しいビジュアル HTML5エディタが発表された。その1つはAdobeから発表されたEdgeであり、Photoshop、Illustrator、Flash ProユーザがHTML5アニメーションを制作できるようにするためのプロトタイプツールである。AdobeはHTML5標準の導入に最も影響を受ける企業であり、それに反発しているようにみられてからしばらくして、HTML5編集ツールのリーダーになろうとしている。InfoQは以前の投稿でEdgeについて報じている。
最近発表されたもう1つのツールがSencha Animatorであり、HTML5アニメーションの制作に興味があるインタラクティブなデザイナのためのGUIベースエディタである。AnimatorはRIAアプリケーションのためのウィジェットを提供するクロスブラウザJavascriptライブラリExt JSを使って作られていて、あらゆるJSライブラリとともに動く純粋CSS3アニメーションを生成する。2Dまたは3Dのオブジェクトを作り、動かしたり、拡大縮小したり、歪めたり、回転させたり、グラデーション、ブラー、リフレクション、シャドーと行った効果を追加することもできる。コードはApple iOS上でハードウェアアクセラレーションが有効で、なめらかなアニメーションを作成する。
HTML5コンテンツのウェブ上での総量と新しいツール、特にFlashを擁する企業Adobeからのツールは、HTML5がプライムタイムに進出する(一般的に大きな人気を得る)準備が進んでいることを示すものである。