OASISがWS-Iとの協力を発表したちょうど5ヶ月後、そしてWS-Iの組織の廃止とOASISへの移行の最近の発表直後に、新しいWeb Services Interoperability会員セクションが創設され、そのことが発表された。新しいコミッティ・ページには次のように書かれている。
OASIS Web Services Interoperability (WS-I)会員セクションは、標準のいくつかに関して、プラットフォームやオペレーティング・システム、プログラミング言語をまたいだベスト・プラクティスを推し進める。OASIS WS-I 技術委員会では、プロファイルのメンテナンスおよび標準のテストツールのサポートを続けていく。このプロファイルとテストツールは、コミュニティが相互運用性をもったWebサービスを開発する手助けとして利用できる。
ステアリングコミッティの参加者は、Oracle、Microsoft、IBMとその他の団体からなり、WS-Iからのオリジナルの作業のメンバと貢献者からなる。このコミッティのガバナンス・ルールはOASIS内の他の会員セクションのものと似た次のものだ。
WS-I ステアリングコミッティは、9の会員からなる、それぞれの会員の任期は2年だ。管理の一貫性を保つために、5席がある年に改選となって、残りの4席が次の年に改選となるように任期が調整されている。
寄贈された標準を受け入れるという元々のOASISの発表では、次のように記載されている。
WS-IのOASISへの移管が完了した際には、今までの成果を守るだけではなく、さらに使命を推し進めることを期待している。
... コミッティは寄贈されたものに加えて、新たな成果物に取りかかっている。
明らかにまだ初期段階であり、加入を呼びかけ、新たな取り組みに取りかかり始めたところだ。しかし、新しい会員セクションでどれぐらいの活動がおこなわれ、WS-Iによって始められた仕事がどこまで進められるのかは興味深い。もともとSCAとして標準化が進められておりIBMやOracleなどによって寄贈されたOpenCSAは、参加者や適用性の幅を広げることに成功している。結果は時間がたてばわかるだろう。