Miguel de Icaza 氏は先週,2010 年 7 月の GitHub への移動以降 Novel において,Mono チームが行った全作業をリストアップした 長い記事 を発表した。最近の作業は,大部分が F# や IronPython,IronRuby,UnityScript など,先日オープンソースとして公開された言語に関連している。長いリストの中には,MonoDevelop の改良や標準 Mono IDE なども含まれている。共に Linux と Mac OS X 上で動作するソフトウェアだ。
最新情報
- Mono 用 F# の動作版。
- UnityScript の試作版。UnityScript は,JavaScript に強い型付けを加えたクラスベースの言語である。
- MonoDevelop 2.6 の Git サポートの発表。現在の名称は NGit である。
- 旧式のロギングプロファイラに代わる新たなプロファイル機能として,ヒープショットプロファイラ,ヒープバディプロファイラ,および統計プロファイラ。
- Moonlight のメモリリーク検出機構。
- Android 用 Mono。
- MonoDevelop の MonoDroid サポート。
- MonoTouch の Mono 2.8 へのアップグレード。
- C#コンパイラの第2のバックエンドとして,Jeroen Frijters 氏の IKVM.Reflection エンジンの追加。
- Gallium プロジェクトの成果を活用した,Moonlight GPU アクセラレーション。
- Moonlight が Silverlight の4テストスイートの 47.77% をパス。
- 2011 年初頭の Moonlight パブリックベータ版。
- MonoMac 0.4 のリリース。
- MonoDevelop アドインシステムのローンチ。
多忙な Monoチームは Moonlight 3 および 4 のベータ,MonoDevelop 2.6,Mono 2.10 と MonoDroid 1.0 を 2011 年第1四半期末までにリリース予定である。特に注目すべきは,12月1日から8日の間に MonoMac アドインが 144 ダウンロードを数えた,Mac 用 Mono に対する関心だ。