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AmazonがRDS上でOracle Database 11gを提供

原文(投稿日:2011/02/01)へのリンク

Amazonは、RDS上で Oracle Database 11gを提供する。これによって、Oracleのデータベースに対して、パッチを当てたり、バックアップ、複製、フェイルオーバーのサポートを提供する。

Oracleは、ある期間、相当数の個別のAmazon Machine Images (AMI)を提供してきた。そのほとんどがLinuxと Database 11gをベースにしたものだったが、Amazonは、Relational Database Service (RDS)の一部として、 Oracle Database 11gを提供するつもりである。すなわち、ユーザーの肩から幾つもの管理上の負荷を除こうとしているのである。例えば、パッチがある時にはデータベースをアップデート、データベースのバックアップ、バックアップしたものを別に保存、APIを呼び出して規模の拡張、別のAvailability Zoneにレプリカを作成、必要なときにはフェイルオーバーして継続稼働、高負荷リードに際して違うゾーンにリード レプリカを作成するなどである。

Amazonは、3種類のライセンシングを提供する計画である。

  • 従来ライセンスの使用(BYOL) - 既に顧客が持っているライセンスを使ってRDS上で Oracle Database 11gを使う。追加ソフトウェアやサポートの料金は不要だが、顧客は、CPU、ストレージ、ネットワーク トラフィックに応じて払う必要がある。EC2上で他のソフトウェアを走らせる場合と同じである。
  • オンデマンド DBインスタンス - 1時間単位で払うライセンスで、前払いは不要。
  • 予約DBインスタンス - ライセンス代を予め払い、後でより少額を1時間単位で払う

Amazonは、1時間単位でいくらかになるかは、未だ言っていないが、RDSでMySQLの使用料が参考になるだろう。おそらく Oracle DB 11gは、これより高いだろうが。MySQL DBインスタンス を米国の North Virginiaでオンデマンドで走らせると、インスタンスのサイズによって、1時間で$0.11 ~ $2.60の間である。ストレージの費用は、1ヶ月、1GB当たり10セント、IO費用が1Mリクエスト当たり10セントである。データをRDSへ/から転送する費用も別にかかる。

Oracleは、BYOL顧客に対してサポートを提供し、Amazonは、オンデマンドと予約DBインスタンスへのサポートを行うが、必要であればOracleからの助けを受ける。Amazonは、2011年のQ2中にサービスを提供する計画である。

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