eobject.orgの オープンソース JavaフレームワークであるMetaModel は、異なったデータストアへのアクセス、探索、クエリ用の統一されたAPIを実装した。それは、リレーショナル データベース、XMLファイル、Excelスプレッドシートような広範囲の様々な永続化プロバイダをサポートする。
このJavaベースのデータストア エンジンは、主に再利用性に焦点を当てており、LPGLライセンスの下で提供されている。eobjects.org、webサイトとオープンソース ソフトウェア会社の両方共が「ビジネス・インテリジェンスとデータ ウェアハウスに関連したオープンソース ソフトウェアの開発」に専念しており、最近 MetaModelのバージョン1.5をリリースした。そのフィーチャは、構造的に3分野に分けられる。
- 新しいデータストア タイプとして Excel 2007を含み、複合データストアのサポート、Excelの持つ公式計算のように、より幅広いデータストアへの適合
- 複雑さを隠し、プログラミング エラーを減らすために、既存の Query APIの上に、新しい抽象層を設けるQuery Builder API
- インターフェースと不変性の強調、すなわちライブラリのほとんど全ての部分は、インターフェースとして提供されているので、テスト性が向上し、統合、デプロイがしやすくなった。データ構造の不変なバリアントしか見せないので、安全性の問題も解決された。
以下がMetaModelの粒度の粗いアーキテクチャである。
MetaModelはアプリケーションの中で使われている。例えば、データウェアハウス生成システム Quipu、そしてオープンソースのデータプロファイリング アプリケーションDataCleaner、これも eobjects.orgのプロジェクトである。
オープンソースの提供サイトohloh は、MetaModelに高いコミュニティ評価を与えているが、MetaModelは、唯一の開発者、 Kasper Sorensen氏によって実装された、と言っている。
最近、Human Inference という会社が eobjects.orgを買収した、とプレス発表された。
eobjects.orgによると
MetaModelを含んでeobjects.orgの全てのプロジェクトは、オープンソースのままだが、Human Inferenceがこれらのプロジェクトに時間とリソースを投資するので、プロジェクトは、ずっと管理されたものになる。
興味のあるソフトウェア エンジニアは、eobjects.orgのダウンロード サイトからMetaModel 1.5を入手できる。