Microsoftは開発者がODataをブラウザから扱うためのJavaScriptライブラリを作成した。
The Open Data Protocol(OData)はMicrosoftが作成したプロトコルで、HTTPベースのRESTful形式やAtomPub、そしてJSONでデータを扱えるようにする。datajsはオープンソースのクロスブラウザJavaScriptライブラリで、開発者がブラウザからODataへアクセスするのを簡単にする。これもMicrosoftによって作成されたものだ。今後datajsはmHTML5の機能にアクセスするための強化がされる予定だ。
datajsのAPIには現在ふたつの機能が含まれている。
OData.read = function (url | request, [success(data, response)], [error(error)], [handler], [httpClient], [metadata])
OData.readは、AtomPubフィードやJSONドキュメントのようなODataを扱うサービスからデータを検索するときに使われる。このライブラリはRESTfulな方式にしたがって、URIを通じてリソースにアクセスする。開発者はエラーハンドラや、検索結果を処理するハンドラも定義できる。
OData.request = function (request, [success(data, response)], [error(error)], [handler], [httpClient], [metadata])
OData.requestは新しいデータの追加、既存データの更新、削除に使われる。その上、OData.readと似て、OData.requestはバッチでデータを送信できる。
datajsはデフォルトではXMLHttpRequestを使って通信を行うが、他のHTTPクライアントを利用することもできる。
Microsoftの計画ではIndexedDBのようなローカルストレージにアクセスする機能を実装する予定だ。
ODataはMicrosoftによってMicrosoft Open Specification Promise (OSP)の下、提供されています。現在はAzure上での多くのサービスやNetflix、Facebook、ebayやその他のサービスで利用されている。datajs自体はMITライセンス(MIT)で提供される。