2週間前に紹介したように、HudsonのコアコミッターたちはJenkinsへ改名するかどうか検討している。問題はOracleがHudsonの商標を申請し、その名前が今後も継続使用できる保証が得られなかったところにある。
これに対して、OracleはHudsonプロジェクトをその名前のままどう発展させようと考えているのか、プロセスのまとめを投稿した。彼らは「Hudsonの商標を使っている人に対して権利を主張したことはない」言う。– しかし、彼らはまだ法的に商標を所有しているわけではないので、そもそもそんなことをするのは非現実的だろう。
Oracleが提案したプランにあまり乗り気でない人たちがいる。Hudsonの作者であるKohsuke Kawaguchi氏はこう述べた。
「私たちに従うか、それともここで降りるか」という話がいろいろなところで見受けられます。彼らは自分たちの意思を私たちに強いるつもりなのです。私がOracleを去って以来、彼らのコミットは1%にも満たないのですが。彼らはオープンソースプロジェクトを率いる実績があると思っています。実績から見れば逆なのですけどね。
それだけではなく、OracleはKohsuke氏のHudsonを持続するのを壊す気でいるように見える。
Oracleの代表者が私に対して別の仕事を探しに行くべきだとか、すぐにインフラ変更をやめないと次に受け取るメールは弁護士からのものになるとかと言うなら、あるいは、彼が私のことをコミュニティにとって障害だと説明するの聞いたら、私にとって非常に明らかに不吉な兆候だと思います。
結果的にHudsonコミュニティは改名するというプランを支持しており、まずは既存の開発者メーリングリストで改名のための投票が行われる。Andrew bayer氏は次のように投稿した。
改名か現状維持かの投票を今から開始します。私がこのメールを送った時点でhudson-devかhudson-usersを購読している人には投票する資格があります。投票は一度しかできません。もし複数回投票したら、最後の投票が有効になります。投票は太平洋標準時刻の土曜日正午まで72時間行われます。その後、私は結果を公表します。
会員資格は票の水増し（いずれの側からも）がないよう、どうすべきかを決定できるのはHudsonの開発に参加している開発メンバーだけだ。
結果は明日公表される予定だ。