ADO.NET Entity Framework 4.1がやってきた。4月の後半にリリースが予定されており、次のような完全セットの新しい機能が提供される。
- ユニーク制約
- よりよいバリデーション
- テーブル値関数のサポートと
- DbContext API採用による完全なセットによる生産性の向上
EFは、.NETアプリケーションのオブジェクト関係マッパーである。これは、SQL Serverに対する直接、効率的なアクセスを含む、関係データベースへの厳密に型付けされたLINQデータアクセスを提供する。最初のリリースでは、他のORMライブラリで提供されている多くの機能が欠けていたため、.NETオープンソースコミュニティから批判を受けていた。それから、多くの機能が追加されたが、CTPにおける最もポピュラーなリクエストのひとつである「Code First Database Evolution」は、4.1のリリースでは、実現されない。これについて、そのチームはオフィシャルブログで次のように説明している。
一般的なリクエストのひとつとして、コードファーストモデルの変更時にソリューションのデータベーススキーマを更新して欲しいというものありました。私たちはこれを実装していますが、コードファーストのRTWで実装するべきでないという強いフィードバックを受けています。これを踏まえて、我々のチームは、現在の機能セットの製品準備にフォーカスしています。そのため、スキーマ更新機能は、最初のRTWでは実装されない予定です。一度リリースした後の方が、この機能についてより検討することができるでしょう。
このリリースにおけるそのほかの未実装機能としては、ストアドプロシージャのサポート、型変換、バルク更新の列挙がある。
情熱のある人は、ここからリリース候補版を手に入れることができる。
新しいEntity Frameworkは、.NET Frameworkとは別にリリースされる。.NETコミュニティは完全な.NET Frameworkを待たなくてもEFの新しい機能を使うことができ、将来的にも同じようにさらなる中間リリースされるという新しいトレンドの始まりである。
ADO.NETチームのオフィシャルブログの投稿を確認して欲しい。