Moolightは、GPUによる加速ビデオ再生をサポートするように改善強化された。 Silverlight 5も同じことを計画しているが、他のフィーチャも付く。
Miguel de Icaza氏は、SilverlightのUnixポート版である、Moolight上で、GPUによる加速ビデオ レンダリングの公開についてアナウンスした。Monoチームは、1ヶ月前に、Moonlight 4 Preview 1をアナウンスし、これには新しいレンダリングの改善があった。例えば、GPUによる加速グラフィックス、3D変換、YUYV あるいは YUV420 ピクセル フォーマット用の V4L2 ビデオキャプチャ、そしてWindows Media Packにある Microsoftの H.264 と AACコーデックがある。しかしコンポーネントのビジュアル ツリーをGPUベースでレンダリングする、このような機能強化と別に、新しい強化によって、もっとスムーズに、視覚的に圧倒するようなエクスペリエンスのために、GPU上でHDビデオを再生できる。
氏の説明によると、Moolightで導入された新しいレンダリング パイプラインは、最初にビデオに使われたものに比べて単純化された。H.264ストリームをYUV フォーマットに変換し、次に、RGBへの変換がまたあり、それからフレームをサイズ調整して、最後にビデオカードに転送する、代わりに、新しいパイプラインは、ビデオをYUVフォーマットにデコードし、それをGPUに送り、後のステップはGPUが行う。RGBへの変換、サイズ調整をレンダリング前にハードウェアでGPUが行う。
氏は、MoolightによってGPU上でレンダリングされた1080p HDビデオの感覚的な品質が「絶対にパーフェクト」だった、と強調した。 GitHub からソースコードを入手できる。それは、もうすぐ夜間ビルドに含まれる。
Microsoftは、同様な改善をSilverlightにすることをアナウンスした。この前半期中にリリースされるSilverlight 5ベータに入り、最終バージョンは後半期にリリースされる。SilverlightがGPU加速化ビデオを持つのがMoolightの後だが、Microsoftのプラグインには、他のフィーチャもある。高速フォワード、リワインド、様々なスピードでの再生ができるTrickPlay、リモートコントロールのサポート、DRM管理である。またMicrosoftは、おそらく相当数のグラフィックス カードでテストを行ない、ビデオがスムーズに動くことを保証するだろう。