Microsoftは、ネイティブ アプリケーション開発者に提供しているWindows 7のタスクバー フィーチャの幾つかをwebサイト開発者に提供している。webサイトは、タスクバーにドラッグすることによって、「ピン留めできる」。一度そうすると、まるでインストールされているアプリケーションのように、webサイトは、そのアイコン、ツールチップ、ジャンプリストを表示する。Amazonからの例が次である。
各webサイトは、ジャンプリストに2つの区域が提供できる。“Tasks”と名づけられた区域は、メタタグを使って静的に定義されている。この区域には、最大5つのアイテムを表示できる。アイテムは、JavaScriptを使って、上の区域に動的に加えていくことができる。 両方の区域ともカスタムなアイコンを持つことができる。以下の例は、Facebookからのものである。
web開発者用の別のフィーチャが「サムネール ツールバー」である。普通のアプリケーションのように、これは、ブラウザが最小化された時に、表示される。ユーザーは、その上にマウスオーバーできる。Webサイトは、動的にツールバー ボタンを作成し、JavaScriptで、それに応答するようにできる。 以下の例は、3つのボタンがサンプルwebサイトにあるオーディオ コントロールに繋がっている。
最後に、webサイトは、2つの方法で、サイトへの注目を引くようにできる。未読メールのように通常の通知のために、タスクバー アイコン オーバーレイが使える。MSDN文書にある下のイメージは、 Twitterフィードにある未読メッセージを表示している。
もう一つのオプションは、タスクバー アイコンを点滅することである。通常のアプリケーションのように、これは、ユーザーの注目が絶対に必要なときにのみ、使うべきである。
webサイト開発者は、これらのフィーチャの提供を無視できないだろう。これらのフィーチャの便益を利用するのにたいした労力はかからない。当然の疑問は、非IEユーザーにどうするのか?である。もしサイトがこのフィーチャを宣伝しなければ、人々はそれに気づかない。しかし、IEのみのフィーチャを宣伝するのは、Firefox, Chrome, Safari のユーザーには迷惑なことである。