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Native Extensionsは、SilverlightとWPFの境界をあいまいにする

原文(投稿日:2011/03/08)へのリンク

Silverlightのインスタンスでは、「ブラウザ外実行」でCOMオートメーションを使って、Windows 7の機能を利用することができるように設計されている。主な機能としては、次のものがあげられる(メッセージインターセプション、センサーAPI、H.264ビデオエンコーディング、タスクバーエクステンション、スピーチAPI、ポータブルデバイスへのアクセス)

  • メッセージインターセプション: アプリケーションが内包するウィンドウに送られるウィンドウメッセージをインターセプトすることを許可
  • センサーAPI: Windows 7センサーAPIへのフルアクセス
  • ローカルエンコーディング: アプリケーションがWebcamのオーディオ・ビデオをキャプチャをして、ローカルのH.264/AAC-LCエンコードファイルにすることを許可。また、アプリケーションのユーザーインタフェイスアクティビティをビデオとオーディオにキャプチャすることも許可される。
  • タスクバーアクセス: タスクバーボタンオーバーレイ、ジャンプリスト、タスクバーボタンプログレス通知など、様々なWindows 7のタスクバー機能をアプリケーションに統合することができる
  • スピーチAPI: アプリケーションからWindows 7のSpeech-to-TextとText-to-Speechを使用することができる
  • ポータブルデバイス: アプリケーションが音楽プレーヤーやデジタルカメラなど、接続されたデバイスのコンテンツを列挙することを許可

マイクロソフトによると、「大多数を占めるWindowsプラットフォームAPIには、今日Silverlightからアクセスすることはできない。いくつかはCOMをサポートするが、オートメーションはサポートしておらず、CやC++のようなネイティブ言語を通じてのみアクセス可能である。」Silverlight 5では、p/invokeの機能が追加されるが、ほとんどの.NET開発者は、アンマネージドの呼び出しを強く嫌っている。もう一方では、Native Extensions 2.0 for Microsoft Silverlightが、必要なラッパーを提供している。

Native Extensionsは、クライアントマシンにインストールされている必要がある。アプリケーションから、Installer.CheckNESLInstalledを使用して事前にチェックするか、Installer.InstallNESLを使用してアプリケーションからインストールすることができる。

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