2010年に、Markus Völter氏、Eelco Visser氏、Steven Kelly氏、Angelo Hulshout氏、Jos Warmer氏、Pedro J. Molina氏、Bernhard Merkle氏、Karsten Thoms氏の各氏が、CodeGeneration 2011 conferenceにおいて、Language Workbench Competitionを創設しようというアイデアについて議論をおこなった。昨日、応募期間が終了し、次の11件の応募がなされたことが確認できる。
- Xtextをベースとした取り組み。コードはここで確認できる
- MPSベースとした取り組み。コードはここで確認できる。
- MetaEdit+をベースとした取り組み。現時点でまだ利用可能ではない。
- EMFText/JaMoPPをベースとした取り組み。ここで状況を確認できる。
- OOMEGAをベースとした取り組み。ここで状況を確認できる。
- Whole Platformをベースとしたソリューション。詳細はこちらに記載されている。
- Essentialをベースとしたソリューション。情報はここで確認できる。
- Spoofaxをベースとしたソリューション。こちらから利用可能。
- Intentionalをベースとしたソリューション。まもなくオンラインで情報が公開される。
- Rascalをベースとしたソリューション。情報はここで確認できる。
- Atom3をベースとしたソリューション。このソリューションのためのプラットフォームは、こちらから利用可能。
コンペでは、それぞれのワークベンチをコード生成や複数言語統合、言語のバージョニングなどの様々な視点から評価を行う。InfoQは、Angelo Hulshout氏に短いインタビューを行った。彼は次のように説明を行った。
過去5年間にわたり、MDSD(モデル駆動ソフトウェア開発)には多大な関心が寄せられてきた。それは単なる誇大広告だけではなく、ツール開発および製品利用に関する実際の開発の観点からのものでもあった。これによって、LWCに登録しているような一連の成熟した、もしくは急速に成熟しつつある環境が生まれてきた。これらの言語ワークベンチはMDSDが主流になれるような方式で、DSLを定義し利用するためのツールを組み合わせている。LWC11ワークショップでは、参加者が現在のワークベンチの強みや弱みを示すごとができるようになっており、それにより、すべてのプロジェクトで見られる共通の問題を認識することができる。参加者と聴講者のために、差異と共通点が議論される予定だ。
ごく最近、いくつかの製品はモバイルアプリケーション作成支援を提供するようになってきた。2、3例をあげるとMoblやApplause、Mopprであり、この領域ではベンダーSDKの複雑さが、モバイルソリューションの単純さと無関係であるようにみえる。言語ワークベンチは、最近登場してきている Ace / Cloud9 やConcreteといったWebベースのコードエディタフレームワークと組み合わせられることで、ソフトウェア工学に新たな時代の兆候を示すことも可能となってくる。
あなたは言語ワークベンチを利用しているだろうか?利用する予定はあるだろうか?どの製品を?それをつかってどのような問題を解決しようとしているだろうか?