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MIX 2011の予定

原文(投稿日:2011/04/12)へのリンク

火曜日のアジェンダには驚きはない。Dean Hachamovitch氏(Internet Explorer部門のコーポレートバイスプレジデント)Scott Guthrie氏(.NETデベロッパープラットフォーム部門のコーポレートバイスプレジデント)はウェブについてのすべてを語る予定だ。Internet Explorer、HTML5、Windows Azure、そして“その他のMicrosoftのウェブプラットフォーム技術”について紹介される予定だ。

Microsoftが推進している技術のひとつがMicrosoft Media Platform (MMP)だ。これは、SilverlightとIIS Media Servicesの組み合わせを新しいブランドにしたもののようだ。ブレイクアウトセッションでは、このサービスには“エンコーディングツール、デジタル著作権管理コンポーネント、ビデオトランスコーディングサービス、プレイヤー開発フレームワーク、分析ツール、コンテンツマネジメントシステム、その他のツールやフレームワーク”を含んでいると説明された。

JavaScriptについても複数のブレイクアウトセッションが行われる。その中には、ECMAScript 5についてのセッションもある。2009年12月に公開されたこの標準は開発者や報道の注目を集めなかった。しかし、注目されなかったが、ウェブブラウザはほとんど完璧にECMAScript 5に準拠した実装を行った。この新しい仕様についてAnders Janmyr氏は拡張不能オブジェクトや不変オブジェクトなどの新しい特徴について手際よく概観した。

MIXではいつもSilverlightのベータ版が発表される。今年も例外ではない。Microsoftは既にこのカンファレンスの最中にSilverlight 5の初めてのパブリックベータ版が公開されることを認めている。Scott Guthrie氏とJoe Belfiore氏(Windows Phoneプログラムマネジメント部門のコーポレートバイスプレジデント)の水曜日のキーノートの直後に発表されるのは間違いなさそうだ。

Windows Phoneについては、11のTBAセッションと17の名前のついたsessionsがある。 スケジュール組み立てに致命的な失敗があったのか、それとも詳しく説明したい新しい機能やプラットフォームがたくさんあるのかのどちらかだろう。Windows Phone 7向けのC++ SDKが発表されるという噂もある。あくまで噂であり、モバイルコンピューティングについての他の発表の可能性もあるので注意されたい。

Surface 2は火曜日の午後のセッションで少し紹介される予定だ。これはもとのSurfaceの主要な欠点を修正して大きく進歩している。Surface 2は大きな箱ではなくて、テーブルトップが4インチくらいの本物のテーブルのように見える。ディスプレイエリアは広く、“フルHDディスプレイ”を提供する。まだ、全貌は明らかでないが、1080pのHDは多くのディスクトップモニタやラップトップのモニタにさえ劣っているので問題になるかもしれない。元のSurfaceの開発者やデザイナは1024×768の解像度で開発するのが難しく不可能な場合もある、と不満を持っていた。4人がテーブルで写真を共有するというユースケースを考えなければ、これは、不合理なことではないかもしれない。各人がおおよそ512×384の領域を利用することになるだろう。

Webフォームのセッションは“ルーティング、モデルバインディング、最適化されたCSSとJavaScript、さらに進化したコントロールテンプレート化技術”などの次のバージョンの新しい特徴について解説される予定だ。このような新しい特徴の多くはASP.NET MVCでそのまま移行される。Razorのように新しいモデルバインディングで式木が利用できたり、WPF/Silverlightのバインディングスキームを利用したり、Webフォームで既に使われているバインディングを見直したりするのは面白そうだ。

MIXには個人は参加できないのか。4月12日と13日のAM9時(GMTではPM4時)から、live.visitmix.comでラスベガスでのキーノートをライブで見られる。

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