Microsoftは、同社のクラウドコンピューティング技術について学習し学位を得ることに興味を持つ学生を対象に、無料の仮想学院を開設した。
Microsoft Virtual Academy (MVA) はWindows Azure上で動作している。ITプロフェッショナルに対し、MVAはMicrosoftのクラウドコンピューティング技術に焦点をおいた無料の学習コンテンツをオンラインで無料提供することを意図している。学生は自身のペースで学習を行うことが可能であり、自身の知識レベルをBronze、Silver、Glod、Platinumといった賞で自己評価が可能だ。他の人間と結果を比較することが可能であり、高得点を取得した学生の場合はプロフィールを公開して高い知名度と高評価を得ることが出来る。
現在のところ、Introduction to SQL Azure、Introduction to Windows Azure、Planning, Building and Managing a Private Cloud、Windows Azure Security Overviewの4つのコースが存在する。それぞれのコースは要素毎に分割され、要素毎にPDFドキュメントの学習教材が存在し、自己評価を行うことが可能だ。たとえば、Introduction to Windows Azureでは、Introducing Windows Azure、Deploying Azure Applications、Managing Windows Azure、Monitoring Windows Azureといった要素で分割されている。評価は、質問に対する解答と解答までの時間によって行われる。学生の評価が合格に達しなくとも再度受験が可能だが、再受験では別の質問となる。ダウンロードした学習教材の学習と、評価を得ることでポイントを取得する。
ポイントを取得することで、BrozeからPlatinumに昇格することができる。加えて、同サイトでは「プロモーションに参加することが可能になり、MVA学生にのみ特別な割引を可能とする」ことを述べている。現在のプロモーションは無料のTechNet Subscriptionであり、仮想化試験を受験する必要がある。また、ウェブサイトでは他のコースが追加されることについては述べていないが、高い可能性でありえるだろう。