今年の Google Summer of Code の指導組織(mentoring organization)として Mono が選ばれた。2005 年以来,Google は学生のために,この毎年恒例のイベントを主催している。オープンソースプロジェクトに従事する引き換えとして,プログラムに参加した学生にはそれぞれ 5,000 ドルの奨学金が支給され,その内 500 ドルが事前に支払われる。
Mono のような指導組織は,学生たちの指導と作業結果の評価を行う役割を担っている。評価はプロジェクトの中間と最後の2回実施するように求められている。学生にとっては,それぞれの評価が 2,250 米ドルに相当することになる。学生が実施するプロジェクトには,Google と指導組織による事前の承認が必要だ。
学生による プロジェクト提案 の提出締め切りは4月8日(日)である。コード作成を開始する準備として必要な調査は,事前にすべて完了していることが求められる。また,このプログラムで作成されたすべてのコードは,オープンソースライセンスに基づいて提供しなければならない。指導組織によっては,多数のオープンソースプロジェクトで慣習となっているような,コードの著作権に関する署名を学生に要求する場合もある。