JavaのSpring Frameworkの.NET版であるSpring.NETはCodeConfigが利用できるようになったことで新しい機能が追加された。また、コンテントアシストを提供する新しいVisual Studio拡張も利用できるようになった。Spring.NETの基本パッケージもNuGetから入手できるようになった。これによって、開発者はより簡単に地震のプロジェクトのモジュールの依存性を管理できる。
CodeConfigの新しい機能は、
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Code-based configuration similar to the @Configuration support in Spring Java
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コードベースとXMLベースの構成メタデータの混在と調整のサポート
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既存のアプリケーションコンテキストのコードベースの構成を実現する拡張メソッド
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コードまたはXMLによる事前定義からコンテキストを構成する機能
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.NET Framework 4の明示的なサポート
新しいVisual Studio 2010のアドインを利用することで下記の機能が使える。これらの機能を使うことでSpringのXML定義が簡単になる。
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インテリセンスのサポート。対象は
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型補完
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プロパティ名補完
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コンストラクタ引数名補完
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'Type'、'Enum'、'Boolean'型のプロパティの値の補完
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スニペットの統合(インラインまたはメニュー)
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プロパティと型に対する簡易情報ツールチップの表示
下記のパッケージは対応するデバッグパッケージとともにNuGetからダウンロードできる。
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Spring.Core
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Spring.Aop
チームによれば、他のハイレベルのコンポーネントも順次サポートしていく予定だ。既存のフレームワーク一式をすべてダウンロードする仕組みはなくならない。
Spring.NETは.NET向けアプリケーションフレームワークであり、依存性注入を簡単に実現する。また、様々なコンテキストで利用できるコンポーネントも提供する。例えば、Spring Web Framework、Data Access Framework、Data Validation Framework等だ。これらを使えば.NET向けのアプリケーションブロックを構築できる。