Office Open XMLは、Microsoft Officeファイルフォーマットに代表されるZIP/XMLをベースとした国際的に認知されているドキュメントの標準である。これに競合するOpen Document Format (ODF)は、もうひとつの国際的に認知されている、Open Officeファイルのネイティブフォーマットである。Open XMLファイルは、低いレベルのAPIで操作することができるが、複雑なフォーマットを作るのはチャレンジである。
第一世代のOpen XML SDKは、生のXMLの上に薄いレイヤを提供していた。ないよりはましだが、それにはフォーマットの詳細な知識が必要であった。さほど興味も惹かれず、多くの開発者はOffice COM APIを使い続けていた。不運なことにCOMライブラリには非常に問題が多い。それらは、関連したOffice製品のインストールが必要であり、IISなどのサーバーでは安全に使用することができない。スタンドアロンプログラムからアクセスする時は、開発者はWordやExcelのインスタンスをリークさせないため、細心の注意がひつようであった。
Open XML SDK 2.0では、Open XMLドキュメントをより高いレベルのAPIで操作できるようになっている。前のバージョンとは違い、それぞれのドキュメントタイプごとに異なるAPIが存在している。まだ、ファイルフォーマットに対する深い理解が必要だが、それは足がかりである。
また、このリリースには、Open XML SDK v2.0 Productivity Toolも含まれている。このツールの主な目的は、Word、PowerPoint、Excelドキュメントをリバースエンジニアリングすることである。これにより、ドキュメントを再作成することができるC#コードが生成される。このツールはまた、ドキュメントの妥当性を確認するためにも使用することができる。