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PowerMockup、簡易モックアップのための新しいツール

原文(投稿日:2011/06/22)へのリンク

高品質なユーザ体験を実現するために、アジャイルチームはコーディング前に(例えばスプリント/イテレーション計画前に)、さまざまな粒度でモックアップを作って、適切なデザインを絞り込むということをよくやる。PowerMockupは簡易モックアップを作りたい人向けの新製品で、なじみのあるPowerPointを利用したものだ。

簡易モックアップはワイヤーフレームと呼ばれることも多く、意図的に必要最小限にしたもので、単なる白黒のシェイプと文字で構成されることが多い。あえて色やテクスチャを使わないのは、色やフォントといった美的感覚ではなく、ユーザビリティや機能的デザイン、フローに焦点を合わせるためだ。ワイヤーフレームを作成する最もシンプルな方法は紙と鉛筆だが、いくつか悩ましい欠点がある。基本的なページレイアウトをするのにも時間がかかるし、更新も難しい。デザインをシェアする簡単な方法もない。

こうしたギャップを埋めるため、Balsamiq Mockupsのようなデジタルツールが作られてきた。Balsamic Mockupsを使えば、どんな目的であっても、フェルトペンで手書きしたようなワイヤーフレームを作成して操作することが可能だ。また、定番のPowerPointを使って、標準的な組み込みシェイプを当てはめてWebページのようなものを作る人も多い。デジタルツールには紙と鉛筆を上回る利点がある。モックアップを修正するスピードは上がるし、モックアップ間の一貫性も保たれ、機械的な図形を書くのも簡単だ。

PowerMockupsはこの分野の新参者であり、多くの人がなじみのあるツールを使うことができるよう、PowerPointにインターフェイス要素(シェイプ)を追加したものだ。このツールには次のような機能が含まれている。

  • 78の完全に編集可能なユーザインターフェイス要素
  • 84のワイヤーフレームアイコン
  • Windows向けPowerPoint 2007、2010互換

インターフェイス要素には、ブラウザウィンドウ、テキストボックス、メッセージボックス、ボタンといった基本的なものも含まれている。これらはリボンバーのコンテナ、ナビゲーション、テキスト、グラフィックス、アイコンにまとめられている。ナビゲーションのためのインターフェイス要素は、以下のようになっている。

PowerMockups Navigation Shapes

インターフェイス要素は簡単にモックアップが作れるよう設計されており、PowerPointの組み込みシェイプと同様、組み合わせて操作することができる。ダイナミックな表現をするのに、スライドショーの作成やページ間のリンク追加といったPowerPointの標準機能を使うことができる。以下のように、静的な表現を使って、フローや機能を見せることもできる。

PowerMockup Registration Example

詳しくはPowerMockupのWebサイトを見てみよう。

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