VMware vFabric SQLFireはインメモリーの分散SQLベースのキャッシュでデータをディスクに保存する従来のデータベースといっしょに動作できる。
VMware vFabric SQLFire は、分散、インメモリー、非共有、耐障害性のSQLデータ管理システムであり、vFabric 5の一部として最近 アナウンスされた。SQLFire は純粋にSQL形式でデータストアにクエリするのに、 JDBC あるいは ADO.NETを提供しているが、キーとインデックスは、メモリーに蓄え、高度なスケーラビリティと可用性、そして優れたパフォーマンスを提供している。その点で、vFabric GemFire や Oracle Coherenceに似た分散キャッシング層として機能するが、「ディスク上の記憶アーキテクチャは従来のSQLデータベースとは根本的に違っている。全ての変更は、 高度なスケーラビリティと可用性を目指したもので、水平のスケーリングにより、負荷に関係なく、予想通りの低遅延を提供している。」と、 SQLFire Chief Architectの Jags Ramnarayan氏は語った。SQLFireはまた、永続化に RDBMSを使うことができ、「Oracle, MySQL, Sybase, DB2, SQLServer、PostGres を含む殆ど全てのデータベース」をサポートする計画だ、と Ramnarayan氏は言った。こうして、VMwareのソリューションは、普通には適さないシナリオで今使うことができるリレーショナル データベースの寿命を延ばしている。
SQLFireは、データストアであると同時に分散キャッシングプラットフォームが可能なものとして位置付けています。OracleやMySQLの置き換えを狙ったものではありませんが、これまでのRDBが合わない、ユースケースがいくつもある、と考えています。セッション状態管理、対話的ステート、ワークフロー メタデータ、高スケール状態のオンライン トランザクション データ(余りの多くの同時コネクションや高分散データアクセス要求)を考えてみてください。ちょっと考えただけでもこのぐらいはあります。
SQLFireは、「我々が長時間テスト済である、製品GemFireの技術を使っていますが、SQLインターフェースを追加して、広範囲のスキルのあるデータベース プログラマーがアクセスできるようにしています」とWMwareで GemFire Product Marketing担当である Blake Connell氏が言った。
SQLFireはVM当たり1,800ドルの vFabric Advancedの一部として提供されているが、スタンドアローン製品としても提供される予定だ。しかし価格などはまだ不明で、「我々は、ライセンス条項やスタンドアローンの価格について、まだ決定していない」とConnel氏は言った。