アジャイルコーチとは、チームや組織がアジャイルなやり方へと変革するのを手助けする人たちのことだ。そして、Agile Coach Campとは、アジャイルコーチたちが集まり、共有し合い、学び合う、オープンスペースのアンカンファレンス(unconference)のことだ。次回のAgile Coach Campは、英国ブレッチリー・パークと米国オハイオ州コロンバスで開催される予定だ。
この記事を書いている時点で、英国ブレッチリー・パークのAgile Coaches Gatheringにはまだ空きがいくつかある。これは7月22日から7月23日まで開催される。この集まりの目標は以下のように書かれている。
- 経験、知識、問題、歴史を共有することで、アジャイルコーチングスキルを養うこと。
- アジャイルコーチングのビジネス面を、内部の視点と社外の視点の両方から議論すること。
- アジャイルコーチ同士のネットワークを作ること。
Agile Coach Campは米国オハイオ州コロンバスで9月23日から9月25日まで開催される予定だ。この記事を書いている時点で、まだ多少チケットが残っているようだ。
コロンバスのCoach CampをサポートしているPaul Booz氏は、今年の新しい試みとして、少人数のコーチを集めてオープンスペースでアイデアを共有することにより、参加者に刺激を与えたい、と語っている。Paul氏はSiraj Sirajuddin氏や別のAgile Coach Campの仲間たちとともに、そうしたAgile Influencers of DCというグループを作っていた。
コロンバスのAgile Coach Camp参加登録の説明には、一般的なCoach Campのミーティング形式がまとめられている。
私たちはオープンスペースのミーティング形式をとります。つまり、あなた方参加者が話したいトピックや質問を決めるのです。土曜日の朝にアジェンダを作って、各自関心のある小人数のグループディスカッションに参加します。オープンスペースはアジャイルやリーンの思考プロセスにぴったりです。実際のところ、いくつか同じ原則を共有しています。オープンスペースとは自己組織化した、いきいきとしたチームのことです。オープンスペースのおかげで、あなたや参加者たち自身が実際に直面している問題や機会をそのカンファレンスに持ち込むことができます。今回オープンスペースを初めて経験する人もいるでしょう。これは、あなたが地元で実践コミュニティを作るために知っておくべき、効果的なツールのひとつです。
Ellen Grove氏は、だれもAgile Coach Campで話すことを要求されないが、この舞台では話すのを我慢するのが難しいと説明する。
Agile Coach Campはオープンスペースのアンカンファレンス形式なので、みんなが積極的に参加することが期待されますが、望まなければ話す必要はありません。私の経験上、これを我慢するのは難しいです。あなたと同じトピックに情熱を注いでいる少人数のグループの中にいると(そういう人たちの多くは、発言者が安心して話せる空間を作ることに非常に長けた、熟練したファシリテーターでもあります)、それが質問をすることであろうと、あなたの考えを共有することであろうと、いつの間にか議論に参加していることに気づくでしょう。
Declan Whelan氏は、Agile Coach Campがいかにパワフルであるかを次のように説明している。「Agile Coach Campは私たちの多くを変革してきました。このおかげで、私のキャリアは、アジャイル初心者からアジャイルコーチへと変わりました。ここで築かれたコネクションと学びは意味深く、Coach Campはそれを促すようにできています。」
詳しくはAgile Coach Campのホームページを参照。