Monoは出発点に戻っている。Miguel de Icaza 氏と彼の開発者は、今では The Attachmate Groupの一部であるSUSEとの合意により、Monoと全ての関連製品の開発を続ける、全ての法的権利を有している。
Novellが The Attachmate Groupによって買収された後に、Monoの開発を続けている会社である Xamarinが1週間前に コンサルタントを雇うことに興味があることをアナウンスした、理由が今日はっきりした。以前Novellの1部門だったSUSEとXamarinは、Xamarinが「Mono, MonoTouch, Mono for Android、 Mono Tools for Visual Studioを含む全知的財産の広範な、永久ライセンス」を取得することに合意 した、とアナウンスした。その代わりに、Xamarinは「Monoベースの製品を使っているSUSEの顧客に対して技術的サポートを提供する」。合意の重要な側面の1つは、XamarinがMono オープンソース コミュニティプロジェクトの世話役を務めることである。
両者ともこの合意から得たものがある。SUSEは、Mono製品を使っている現在と将来の顧客に対するサポート義務を果たすことができ、Xamarinは訴訟を心配せずに,Monoと関連するツールを開発するのに必要な全ての知的財産権を手に入れた。
Miguel de Icaza氏は、開発者が MonoTouch for iOS とMono for Androidを買うことができる Xamarin Storeをアナウンスした。またXamarinは「GitHubの Mono Organization における MonoDevelopと他のMono中心のプロジェクト」を引き継ぐ。 MonoTouch と Mono for Android の新しいロードマップができている。中期的には、顧客から報告されている主要なバグ/課題の優先度が高いが、短期的には、Xamarinはこの2,3ヶ月に開発されたコードを MonoTouch とMono for Androidに組み込む計画をしている。Mono開発者の Jerry Stedfast氏は、彼らは 元のコードにマージを始めている、と述べた。
我々は元の MonoTouch と Mono-for-Androidのソースコードを使い始めていますが、 xtouch/xandroidで我々がもっと上手く作ったところは、MonoTouch やMono-for-Android (MonoTouch 5.0 と Mono-for-Android 2.0) にそれぞれマージするつもりです。
中、長期的に、Xamarinが計画しているのは、その他にiOS5サポート、C#による非同期プログラミング、iPhone用のMono GC、C++との相互運用性、主要なモバイルOSであるiOS, Android、WP 7を跨いだ統一コード用のクロスプラットフォームAPIなどである。