SQL Server 2008 R2 SP1は、簡単にスキーマをアップグレードできるDACフレームワーク、サポートを容易にする新しいDMVやXEvents、ForceSeekとForceScanによるクエリパフォーマンスの向上、PowerPivotによるディスクスペースの管理などの機能を提供する。
新しい機能の紹介
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データ層のアプリケーション・コンパクト・フレームワーク(DAC Fx) DACは、アプリケーションのデータベーススキーマをデータ層アプリケーションとしてパッケージする。
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sys.dm_query_stats 動的管理ビュー(Dynamic Management View)は、長時間実行されるクエリのトラブルシューティングに対するサポート性を向上させるために追加カラムによって拡張された。
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FORCESEEKさらなる柔軟性のためのオプショナル・パラメータ。インデックス・スキャンを強要できるFORCESEEKと統合するFORCESCANヒントが追加された。
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PowerPivot for SharePoint によるディスク・スペースの管理 システムにどれぐらいの期間データをキャッシュさせるかを決める2つの新しい構成設定。明示的にアクティブじゃないデータベースを、どれだけの期間メモリ上に維持するかと、削除するまでにどれだけの期間ディスク上に維持するかを明示することができる。
サービスパックでは、SQL Server 2008 R2への1から6までのすべてのアップデートをまとめたバグフィックスのリストも含まれている。
4月にSP1と同時にプレビューされたSQL Server 2008 R2 Feature packもまた、先日リリースされて、ダウンロード可能になっている。 リリースアナウンスは、SQL Server 'Denali'のCTP3と同時に行われている。