SQL Server 2011 (コードネーム"Denali")には、FileStream機能が組み込まれた FileTableと呼ばれる新しいテーブル型が含まれている。FileTableは、構造化されていないデータをSQL Serverでソートしたり管理したりすることができ、ファイルシステムを経由してもアクセスすることができる。
FileTablesを使うには、管理者がデータベースに非トランザクショナルアクセスを許可している必要がある。(マイクロソフトは、既存のFileStream操作には影響がないととしている。)一度これを有効にすると、FileTableを直接作ることができ、名前とファイルを保存するディレクトリの場所のみが必要である。
CREATE TABLE DocumentStore AS FileTable WITH ( FileTable_Directory = 'DocumentTable', FileTable_Collate_Filename = database_default ); GO
ユーザーは、Windows Explorerを通じてFileTableフォルダにアクセスすることができ、ファイルをドラッグ&ドロップすることで、データベースにそれらを追加することができる。FileTableは、名前とファイルのタイプ、パス、言語、作成と変更日に加えて、その他のステータス情報を保持する。また、ここにはルートディレクトリから始まる完全なフォルダ構造も維持されている。FileTableフォルダは、ファイルシステムではなく、SQL Serverに実際に保存されている物理ファイルであっても、他のWindowsディレクトリ同じように振る舞う。
ファイルは、Transact-SQLを使って、バルクロード、更新、管理を直接行うことができる。SQL Management Toolsは、監査やバックアップもサポートしている。