Gorilla Logic は今日 FlexMonkey 5のリリースをアナウンスした。これは オープンソースであり、Adobe Flex と AIR用の自動テストツールである。製品にはAIRベースのコンソールが含まれていて、ユーザーはユーザーインターフェーステストを短時間で作り、走らせることができる。レコード、再生、Flexビジュアルコンポーネントを検証する機能を提供している。 FlexMonkey 5は FlexMonkeyツールを殆ど書きなおしているので、パフォーマンスが良くなり、信頼性が増した、と会社側は言っている。春からベータをやっていた。
このリリースにおける新しい改善には以下のものがある。
- 新コンソールインターフェース
- FlexUnit 4 を基にした新しいテスト実行モデル
- 新規の SetProperty, StoreValue, CallFunction コマンド
- 新しいテストコード生成モデル、生成されたコードのカスタマイズをやり易くする意図である
FlexUnit の上に作られた、ということは FlexMonkeyは flex-mojos 経由でAntとMavenの両方に統合できる。これによって、 ActionScriptを使って生成されたスクリプトは、 CruiseControl や Hudson/Jenkinsのような多くのよく知られた統合サーバーから起動できる。追加プラグインである FlexMonkiumは FlexMonkeyのレコードと再生を Selenium に追加し、 Selenium RC用にJUnitテストスクリプトを生成する。これによって、 FlexMonkeyを例えば、 HTML と Flexのコンポーネントが混在したアプリケーションをテストするのに使うことができる。
バージョン5はFlexバージョン3, 4, 4.5をサポートする。 FlexMonkey 4.1でレコードされたテストに対しては上位互換である。 FlexMonkey開発チームは6ヶ月間の開発を維持するために、4.1.x バージョンをサポートするつもりでいる。 ここからダウンロードできる。
FlexMonkeyに加えて、Gorilla Logic は最近 FoneMonkey 5 をリリースした。これはレコードと再生の自動テスト機能を iPhoneと iPadに提供するものである。 FoneMonkeyは OCUnit の上で走り、スクリプト言語としてObjective-C を使う。
Gorilla Logic は2002年に元Sunの幹部によって設立された。非公開の会社で、およそ50人が働いている。主にエンタープライズアプリケーションのコンサル会社である。顧客には、 JPMorgan, UBS, Citi Group, Western Asset, Credit Suisse, eBay, Skype、Oracleがいる。