VMwareは、今日 Cloud Foundry ソフトウェアの無料ダウンロードバージョン、 Micro Cloud Foundry をリリースした。これは、開発者のワークステーションの1つの仮想マシンでローカルに走るように、設計されている。MacかPCで開発している開発者が、ミドルウェアを設定せずに、ローカルにクラウドアプリケーションをビルドして走らせることができたり、アプリケーションをスケールしたり、アプリケーションのコードを無修正で、望むところにデプロイできるようにしたい、という考えからきている。
今年の始めに出荷された、VMwareの Cloud Foundry (cloudfoundry.com) は、 Vmwareの vSphere 上で走るサービスとしてホストされたプラットフォーム(PaaS) とオープンソースの開発スタック (cloudfoundry.org) とを組み合わせたものである。 VMwareによれば、 Micro Cloud Foundryは、 Cloud Foundryの完全なバージョンで、来月も管理されたベータのままである。
今日投稿されたブログ で、 VMwareの CTOであるSteve Herrod氏は、「 Micro Cloud Foundryは、開発者に焦点を当てたもので、開発とテストのユースケースをサポートするように設計されている」と書いている。 Micro Cloud Foundryは、開発者に開発に使うフレームワークの選択肢を与えてくれる。Java開発者向けの Spring フレームワーク、 Ruby on Rails、 Node.jsが選択肢の中に含まれる。Micro Cloud Foundry は、また Grails や他のJVMベースのフレームワーク、 MongoDB, MySQL, そして Redis アプリケーションサービスもサポートする。
InfoQは、VMwareの David McJannet 氏と話し、Micro Cloud Foundry が2週間前に紹介された vFabric によるサービスをサポートするのかどうかを聞いた。 vFabricは、アプリケーションサーバーのtcServer、データ管理に GemFire、アプリケーションパフォーマンスを管理するHyperic、動的な負荷バランスにers (enterprise-ready server)、メッセージングトラフィックを処理するキューイングサービスに RabbitMQを含んでいる。氏によると、「 VMwareは、 cloudfoundry.com, cloudfoundry.org、Micro Cloud Foundry間の釣り合いを維持したいのです。」 Micro Cloud Foundryは、近く RabbitMQをサポートする予定だ。「 GemFireは、その内サポートされるでしょう。」と氏は言った。
McJennet氏によると、使えるメモリーとアプリケーションの要求によるが、開発者は、6から12のアプリケーションを走らせることができる。 Micro Cloud Foundryは、 MacOSX用の VMware Fusion、 Linux と Windows用の VMware Workstation と VMware Playerに互換の仮想マシンイメージとして配布される。 cloudfoundry.comでアカウントとワークスペースのセットアップが必須条件である。